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2021/5/23 ドン・キホーテ[Kバレエカンパニー] 感想

ヒューストン・バレエ団を退団された飯島望未さんがKバレエ移籍後の初の公演ということで、前回の白鳥の湖の際、幕間に猛ダッシュの末、チケットを入手した公演でした。

 

ドン・キ、このバレエ団にぴったりの作品だなぁと思いました。まさに看板と言える作品。

前回のKバレエ鑑賞の際に気になった、息付くヒマがなさすぎる問題も、もとからドン・キを見るとなればほとんど気になりませんし、熊川氏の再振付ももちろん入っていますが、それも個人的にはあまり違和感なくみられました。

ドン・キの2幕って全体的に照明も薄暗いし寝落ちやすい場面だと思うのですが、そこにキトリとバジルの見せ場たっぷりのパ・ド・ドゥを入れてきたり、全く飽きさせない展開のつくりだったのが感動しました。

本当に、熊川氏は初心者がバレエでダレるポイントをよく心得ていらっしゃるのだろうなぁ…と。

 

キャスト

casts

 

 

<<メモ>>

・冒頭の前奏、テンポ遅くて重たかった。ちょっと好きじゃない。

・2階部分まで使用される舞台セットが非常に豪華。

闘牛士の持つ布が黄色とピンクで鮮やか。

・1幕、メルセデスの踊り、剣は実際に突き立てるタイプ。やっぱり倒れる。メルセデスの衣装がちょっと安っぽく見える。

ドン・キホーテ、よぼよぼおじいさん感。持つ剣が無茶苦茶に長い。ギャグ。

・2幕、風の音、虫の鳴き声の音などが入る。風車がばかでかい。

・2幕はキトリとバジルのパ・ド・ドゥから

・2幕の夢の場、星空。メインの森の女王やキューピッドの衣装も白、金、銀のでとても美しい。

・酒場、キトリがバジルに飛び込んでいくシーンでダンサーから声。好みではない。

・酒場のシーン、エスパーダとバジルがテクニックを競うようなシーン。面白い。ガマーシュとドン・キホーテの茶番のような決闘も。

・通常、1幕に入るサンチョ・パンサのトランポリンシーン?が3幕にあり。どうしてここにいれたんだろう。これはあまり好みでない。

・3幕、しばらくずっと後ろにいる酔っ払って寝ているような人物が気になってちらちら見てしまう…

 

個々のダンサーについては、もうなんといってもエスパーダが!杉野慧さんがめちゃくちゃかっこよかったです!

眼光の鋭さ、長身で、踊りにすごく迫力がありました。

これぐらいの圧があってくれると本当に映える役どころだなぁと、彼の登場の度に見惚れてしまいました。

闘牛士たちも迫力のある見た目の方が揃っていましたが、それを率いるにふさわしいような風格があって、非常に良かったです。

 

飯島望未さんはとっても演技が良かったです。

飯島さんの大きな瞳がくるくると動いて、お茶目でキャピキャピしたとっても可愛らしいキトリだなぁ、と思いました。

踊りも上半身と腕遣いがとても美しかったです。

キトリには少し力強さがもの足りなかったと個人的には思って、他の役での踊りをもっと見てみたいと思いました。(ので、次のシンデレラを早速チケット押えました。)

あと、もう少し音楽と一体感が欲しかった。多分、移籍したてでいらっしゃるし、今後オケともどんどんあっていくのだろうとは思いつつ。

とはいえ、ラストのグランフェッテはダブルも余裕で入れていて十分な見ごたえ。とても素晴らしかったです。

 

バジル役の山本雅也さんを見るのは、昨年の海賊のアリ以来かもしれません。

その海賊の時よりもやや不調な気がしましたが、今回も胸のすくような跳躍と回転を見せていただきました。

今回は1幕の見せ場のリフトが素晴らしかった。2回目なんて5秒以上はキープしていたのでは。鳥肌モノでした。

あと、あまりにも軽々と540を飛ぶのでどうかしていると思いました(褒めてます)。

 

花売り娘、3幕のヴァリエーションを踊った成田さんと毛利さんは、こういう役どころでもう何度もお見掛けしていますが、安定感があってとても良いです。

特に花売り娘の踊りが溌剌としていてよかった。

 

メルセデスと森の女王を踊った戸田梨紗子さんは、メルセデスよりは森の女王の踊りの方が良かったです。いとも軽々とイタリアン・フェッテを繰り出していました。

あと、この2役、とても同一人物が踊っているとは思えない程雰囲気が違って、改めてKバレエのダンサーは演技達者だなぁと思いました。

 

後は、キューピッドの萱野さんのグラン・パ・ド・シャの足の開きっぷりと軽やかさに惚れ惚れとしてしまいました。

 

この回、1幕で布を持って走り回る少年が布を落っことしてしまったのがトラブルと言えばトラブルでしょうか。一瞬拾いに戻りかけて、振りきって走りぬいた少年に心の中で拍手しました。

 

今回、ついにオーチャードホール市松模様の席配置ではありませんでした。

 

2021/5/22 DAIFUKU vol.7 『DAIFUKU-Q-』感想

昨年、初めて鑑賞した、大和雅美さん、福田圭吾さん演出・振付の"新感覚ライブバレエエンターテイメントDAIFUKU"シリーズ、今作の作品はバレエなのに"ミステリー"、謎解きモノという、またもこれまで見たこのないような作品。

昨年のvol.6に続き、今作もすごく面白かったです。

 

あるバレエ団のスポンサーが殺され、ベテラン刑事が犯人を追って調査をし、犯人を明らかにしていく…という筋書きで、冒頭とラスト以外あたり以外はほとんどセリフもなく舞台が進行していきます。

(セリフの部分も時世柄、録音を放送する形で、実際に作中で「このご時世なので録音」とはっきり言っていたり。)

謎解きを楽しむ作品ではなく、あくまで踊りを楽しむ作品で、犯人の残した証拠はわかりやすく見せられるし犯人もすぐにわかってしまうのですが、ラストの謎を解いていくシーンが、それまでの場面を真相を交えてもう一度繰り返し踊って再現する、という形で斬新でした。そうきたか!と思いました。

 

 

 

作中のダンスもとてもよかったです。

皆さん表現力が素晴らしく、微妙な感情表現までセリフがなくてもここまでわかるもんなのかぁと関心しました。

きっと大和雅美さん、福田圭吾さんの振り付けもとても素晴らしいのでしょう。

プログラム上では01"Q" になるんでしょうか、冒頭辺りの、頭から足まで黒づくめの群舞が圧巻でした。(名探偵〇ナンとかの、黒タイツ犯人のイメージですかね。)

黒づくめの衣装を解くと今回のメインキャスト達が現れるような仕組みでした。

 

ダンサーの中では刑事役の八幡 顕光さんの踊りや演技が特に良かったと思いました。

踊りや表情での感情表現が秀逸、セリフが無いのにすごくわかりやすかったですし、踊りの迫力とキレが人一倍でした。

あまり存じ上げなかったのですが一気にファンになりました。

フルフォード 佳林さんも素敵でした。すっごく美人で、この作品ではちょっと嫉妬深い?女性の役なのですが、表情がとてもよかった。

あとは、ヒロインの渡辺 恭子さんのあまりの顔の小ささ、手足の美しさに惚れ惚れとしてしまいました。

実際にスターダンサーズ・バレエ団でプリマされてる方ですけれど、物語的にもバレエ団のプリマという設定なのですが、その登場された時の説得力たるや。

舞台の真ん中にいる人だなー!というオーラがすごかったです。

 

今回、運よく最前列の席を取れて大迫力で鑑賞できました。

作中、刑事が聞き込みをするシーンで観客にも聞き込みをするシーンがあったり、明らかに座席が空けてある客席があって、きっとダンサーが座ってくるんだろうなぁと思っていたら本当に作中でダンサーが座って使ったり、観客との距離がとても近かったです。

 

また来年の作品も楽しみになりました。

 

----以下、公式ページよりコピペ----

大和雅美
福田圭吾

■ゲストダンサー
池田 武志
小野寺 雄
小柴 富久修
フルフォード 佳林
森田 維央
八幡 顕光
渡辺 恭子
渡邊 拓朗

■キャスト

阿部 美絵
川澄 藍
佐塚 裕理
島田 亜紀
清水 彩
高橋 里奈
中野 百花
新倉 さやか
原田 奈津子
繁昌 楓
松嶋 香織
横田 千咲

2021/5/2・4・5・8 コッペリア[新国立劇場バレエ団](オンライン配信) 感想

オンライン配信のプティ版コッペリア、全日視聴しました。

再びの公演中止に落胆していたのですが、なんと全キャストオンライン配信(しかも無料)だなんて、とんでもない企画をしてくださった新国立劇場の関係者の方々には感謝しかありません。

キャスト発表された時から、スワニルダとフランツがいつもと違うペアばっかりだったので、もうこれ全部見るしかないんだろうなって思ってたわけです。

だけど、公演中止じゃ、万が一配信あっても1キャストだよね、と思ってたんです。

それが全キャストだなんて…もう本当に夢のようでした。

 

各日、視聴人数がずっと多くて、4日トータル16万人以上はいったでしょうかね。

Youtubeだと、タイミングによっては4万7千人とか視聴してましたし…無料ということでよく見られたのでしょうか。

もちろん、本来は有料であるべきだろうと思うのですが…それでも、無料ということで友人・知人に気軽に紹介しやすかったのは良かったですし、演目も、見ていてわかりやすくて、ガチガチの古典の演目よりも普段バレエを見慣れない人でも見ていて面白かったのでは、と思いました。ダンサーの表情をアップで見ることができるから、よりストーリーもわかりやすかったのだろうと思いましたし、配信向きだったのかもしれません。

そして、カメラワークがストレス少なく見られて良かったです。相当リハされたんでしょうか…

(ただ、これでオンラインでやればいいじゃんみたいな空気が生まれないといいな、と少し心配になりました。やはり、舞台の空気感を味わうのは何物にも代えがたいと思うのです…。)

 

 

全体的な感想としては、

私は福岡雄大さんのコッペリウスを見たかったです…!

これに尽きます。

今回のコッペリウスも良かったんですけど…特に、山本さんは不気味さとか変態加減とでも言うべきかのバランスが抜群だなぁと思っていたのですけど、福岡さんのコッペリウスが…!見たかった…!!

あれだけ芝居上手な福岡さんなら絶対…絶対良かったと思うんですよね、コッペリウス…!

だから、コッペリウスのキャスト発表時点でちょっと落胆してましたし、やっぱり配信見てもそう思いました。

次回がもしあれば、ぜひ、ぜひ期待したい。

 

個人的に一番良かったのは5月4日の木村&福岡ペアの日でした。

お芝居上手なペアに山本さんが加わって、3人それぞれのやり取りと関係性が一番はっきり見えて、それがとても良かったと思いました。

最後はボロッボロ泣いてしまいました。

他の日も、もちろん良かったんですが、フランツとスワニルダの関係がアンバランスに感じて、そこが残念だったな、と思いました。

 

また、この演目自体、このバレエ団に合っていたのか、というのもちょっと疑問でした。

なんというか、"フランスのエスプリ"ってものは薫らなかった気がしました。

オンライン日中配信なので、まぁ、いろいろマイルドになっていたのかもしれないのですが、やっぱり、現時点ではもっとクラシックでお上品な作品の方が似合うバレエ団なんだろうなぁ、と思いました。

 

 

 

※キャスト表は全て新国立劇場バレエ団の配布のPDFを頂戴し画像化しています。

5月2日のキャスト。

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米沢&井澤ペア。米沢さんの踊りは相変わらず素晴らしかったー

クラシックとは違って普段やらないパが多い振り付けだと思うのですが、米沢さんの踊りが一番自然に見えたなぁと思いました。しょっぱなのストゥニューがすごくエレガントでした。ポアントでいつまででも立っていられそうでしたし、特にアラベスクのキープ力はため息ものでした。

井澤さんの踊りも良かったですし、コッペリウスとの掛け合いもうまかったです。

スワニルダとフランツ、どちらも軽やかな跳躍が素晴らしいなぁと思いました。

中島さんのコッペリウスはとっても上品でした。人形とのダンスシーンは純粋に踊りがうまかったと思いました。でも、もうちょっと変態ぽくてもよかったですかね。

しかし、なんだかちょっとスワニルダが大人っぽ過ぎて、スワニルダとフランツとのペアがアンバランスだった気がしました。

あと、全部通しで見た後だと、一番スワニルダ・フランツ・コッペリウス間でセリフが見えない回だったな、と思いました。わかるんですけど、もやもやーっとしているなぁと思ったのでした。

 

 

5月4日のキャスト。
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木村&福岡ペア。2人とも演技が達者ですごく良かった。

木村さんのスワニルダは米沢さんのピュアなスワニルダと違って、生意気小娘っぽいスワニルダが個人的にはこの役のイメージに合っていたと思いました。

福岡さんのフランツフも、コッペリウスとの掛け合いがとてもよかった。こういうのやらせたら福岡さんは本当にうまいなぁ…と思いました(だからこそコッペリウスをやってほしかったわけなんですが…)。踊りもダイナミックで迫力があって良かったです。

山本さんのコッペリウスは、最初にも書いたけれど不気味さと変態さの加減が本当に絶妙でした。素晴らしい。ちょっとした仕草が上手だなーっと唸ってしまいました。特に2幕の人形に耳打ちで話しかける所なんて変態ー!って叫びました。

人形との踊りも人形と体の間に空間があって使い方がうまいような気がしていました。

この回、ちまちまあったトラブルのなかで一番大きなものが、コッペリアの振りをしたスワニルダが踊っている途中で扇子がすっぱ抜けちゃったことなんですが、山本さんがさっと拾って、踊りの途中のスワニルダに自然に渡していて、感動しました。それに、木村さんがこういうトラブルに滅法強いのが分かっていたので、安心して見られましたね。

あと、スワニルダの友人が2日とキャスト違いだったのですが、個々人の個性が見えて良かったです。2日はちょっとみんな同じに見えちゃったのですが、この日は表情もはっきり違いがあって、踊りも個性が見えたような。さすがベテランぞろいの日だったですかね。

周りの幸せさと明るさが一層ラストのコッペリウスとのギャップを生み出して、この日は幕後にすごく泣けてしまいました。なんとかして丸裸の人形と踊ろうとして足を動かしてみるも、踊れないコッペリウス…なんという残酷で憐れなラスト…。

 

 

5月5日キャスト。

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池田&奥村ペア。普段よくしている組み合わせからばらばらになっているペアが多い中で、このペアだけは変わらず。

パ・ド・ドゥはやはり安心・安定といった感じで、2人の関係性も良く見えました。

池田さんは足が強いダンサーだと思うのですが、細かいステップの踊りとか、バロネとかトンベからのピケ・アラベスク(でしょうか?)などが、鮮やかに決まっているなぁ、と思いました。

ただ…一幕出だしのソロは多分ガッチガチに緊張してたからかな、と思ったのですが、全体的に踊りに面白味がなかったのが残念でした。表情も良くて演技も悪くなかったんですけど、なんだか教科書的な感じ?肩・背中・手の印象が薄いような気がしました。

なんでしょう、本当にお人形さんみたいなんですよね。お人形に化けてた時の踊りが良かったな、と思ったのですが、普通に踊っててもお人形さんみたいで。それは、この回のスワニルダの友人にも受けた印象です。無個性なお人形が踊ってるような印象…でした。そこが残念。

奥村さんは、相変わらず良かったです。もともと個人的に踊り方が好きな方ですけど、演技もよかったですね。特に2幕、コッペリウスの家の中に入る所、思わず落ちちゃったみたいな演技がうまいなぁと思いました。

中島コッペリウスも初日より変態度?が増しててすごく良かったです。もう何公演かあったら、もっと良くなるかもしれませんね。

 

 

最終、5月8日のキャスト。
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小野&渡邊ペア。小野さんがひたすら可愛かったです。

小野さんも演技が上手な方だと思いますが、スワニルダの表情とコケティッシュな仕草がとても自然で良かったです。もう、私はかわいいーって何度画面に向かって叫んだだろうか。

ただ、米沢さんや木村さんと比較すると、上手なんですけど、若干踊りに面白味のなさを感じてしまいました。ちょっとちまっとして見えるというか。

渡邊さんは、(もう何度も書いてますけど…)ついつい、今日は大丈夫かな、とか、頑張ってほしいな、と手に汗握って応援しながら見てしまうわけですけど、この日は踊り良かったですね。いつもよりとても自然な踊りに見えました。なんでかな?と思ったのですが、トゥールーズにいらっしゃったから?フランス派っぽい踊りがやっぱり合っているのかしら…?

演技も前よりよかったですし、何よりフランツのキャラが合っていたような気がしました。サポートがちょっと不安になる瞬間があったり、肩にメチャクチャ力が入っているので…力を抜いて伸び伸び踊っていただける日がいつか来ると良いなと思っています。(何様なコメントですけども。)

山本さんのコッペリウスはやっぱり素晴らしかった。人形とのダンスシーンの終わりに、コッペリアに投げキッスさせるとか…もう小さな演技がたまらなく上手。

あと、2幕のコッペリアに扮したスワニルダとコッペリウスのやり取りのシーン、小野さんと山本さんが本当に声出てないの?と疑問に思うくらい、セリフがこちらにも届くようなやり取りがすごく良かったです。

この日もスワニルダの友人はとても良かったです。寺田さんの表情とか、演技がとっても好きでした。

あと、この日の衛兵の踊り、めちゃくちゃかっこよかったですね。迫力が一番あったような気がしました。すごく難しい踊りだと思うんですけど、これが無料で見られるのは贅沢だなと…。

 

 

長々と書いてしまいましたが、本当に最高の配信でした。

そういえば、電子で公開されていた公演パンフ、役デビューの人が分かるようになったのが嬉しかったです。

 

あとは、1幕スワニルダのソロあたりの、後ろで頭を右に振り続ける衛兵の置物が私は欲しいです…!

 

2021/3/27 舞姫と牧神たちの午後 2021 感想

こちらも、年度末年度初めのバタバタで大変今更な感想です…。

 

舞姫と牧神たちの午後 2021を、マチソワで2公演鑑賞してきました。

緊急事態宣言中にチケットが発売された際には、本当に瞬殺って感じでチケットがなくなってしまいました。小劇場なのでハコも小さくて、更に半分以下の発売数じゃそりゃね…もう見れないかと思いましたが、追加販売してくれて良かった。

 

当日の客席もほとんど満席だったのではないでしょうか。このダンサーラインナップですし、当然と言えば当然なんでしょうが。

 

キャストは末尾に記録。

 

6作品、(このご時世にどうしてそうしたのかしら、と思わなくもないですが)公演名の通り主に男女ペアのコンテンポラリー作品の公演です。

 

 

 

6作品、どれも面白かったですが、やっぱり一番面白かったのは、最後のクリスタル・パイトの「A Picture of You Falling」です。

一部の抜粋が踊られていたということなのですが、もう絶対これ、同じダンサーで全部見たいです。

ある空間と時間などが描写されている英文が、どこかリズムやニュアンスを付けて繰り返し読み上げられている中、舞台上で男女2人がまるで争うようにして踊る、という作品です。(当日会場で流れている英文の日本語訳の紙も配布されていました。)

多分、喧嘩…何らかの争いが起こったその時の描写なのではないかと思うのですが、不穏な雰囲気に包まれていくのが、鳥肌が立つほど面白かったです。

ラストは、流れてくる英文の通りに男女が動きますが、方向が違うだけで違うような意味合いを帯びている…、ようなところが個人的におもしろかった。

湯浅永麻さんと小㞍健太さんの踊りも、パンフレットにもある通り2人の対話が聞こえてくるように感じさせました。

1つの作品の中で同じような動きが全く無いように感じるんですよね。ほんと、どうしてこんな面白い振り付けができるんだろうか。

 

他の作品は順番に感想を綴っていきます。

 

「Danae」ギリシャ神話のダナエとゼウスをモチーフにした作品。

ダナエのもとに、雨となって降り注ぐゼウスを、降り注ぐ金色の紙吹雪(?)で表現しているようでした。初っ端、ゼウスの渡邊さんが手から金のそれを床にパラパラと落とすシーンと、最後、椅子に立った木村さんが降り注ぐ雨に手を伸ばすシーンがあります。

ダナエ、ゼウスのソロがそれぞれにあり、ゼウスの踊りは、何か力を与えるような波のように揺れるようなイメージの振り付けがあったと思いました。

ラスト周辺に、ダナエのスカートを取って、ゼウスが抱きしめるようなシーンがあり、牧神へのオマージュみたいなものも感じたような。

先日も木村優里さんと渡邊峻郁さんのコンテンポラリーを見たばかりですが、なんとなくこの2人はクラシックよりコンテンポラリーがバランスが良くていいなぁって思います。特に、この作品は木村さんが感情豊かな表現が見えてすごくよかったと思いました。

 

「かそけし」これはギター演奏者も含めて3人の作品でした。初っ端から完全に牧神の、あの手を上げて2面的な絵画のような動きが挿入されています。コミカルな作品でした。手拍子や足を叩く音を入れたり、舞台袖にダンサーが突っ込んでいってクラッシュ音がして、文句を言う声が聞こえる…といったシーンなどがあったり、客席からも笑いが。ギター奏者のソロもあって、本体をこする音や、ギター自体を振ると不思議な音をさせたり…

ラストは雑踏と線路を電車が走る音がして…次第にここがどの空間なのかがわからなくなっていきます。

ギターの藤元高輝さんの演奏が酒井はなさんと森山未來さんの2人のダンサーを操っているのか?と見えるくらい、音楽と一体と一体いた踊りが心地よかったです。

 

「Butterfly」2番目に面白かった作品を選ぶなら、多分これかな…と思います。

麻のような白い衣装の2人、女性はドレッドヘア。物悲しいピアノ曲が流れる中、激しく、アクロバティックな踊りを繰り広げます。

マチネの2人は圧巻ででした。特に、五月女遥さんの表現力と身体能力がすさまじくかった。ペアの渡邊拓朗さんの身長に踊り負けない迫力がありました。渡邊さんの踊りもスケールが大きくてよかった。

ソワレの池田理沙子さん、奥村康祐さんの踊りは繊細で柔らかさがあって、また情緒を揺さぶるような違った魅力がありました。

 

「極地の空」作品の中では一番合わなかったです…。ちょっと物語性がありそうで、私にはあまり理解ができなかった。一応、メモだけ。

・舞台奥で彫刻を作っているようなシーン

・全面でダンサーが回転するような振り、背中合わせからずっと体が密着し合っているような踊りから、触れあいなくユニゾンの踊り

・二人羽織?獅子舞とかのような場面も

・"通りゃんせ"の歌が流れる

・舞台の対角線上で左右離れ離れの男女

・ラストは女性がいつの間にか消えている

 

「Let's Do It!」パンフレットによると副題はLet’s fall in loveとのこと。山田うんさんがハーフパンツにスーツのような衣装、川合ロンさんがスカートの衣装で、性差を逆転させている衣装で、2人ともボブカットのような髪型でした。軽快なユニゾンの踊りが良かった。一番特徴的なシーンは、上半身が山田さんのスーツで、下半身が川合さんのスカートが見えて、正面から見ると1人の人みたいに見えるようなシーンでしょうか。

 

正直、コンテンポラリーは…あまりに合わない作品だと私はすぐ寝ちゃうんですが…(もうほんとお恥ずかしい限りですけど)、この公演は全部面白い作品ばかりで一つも寝ませんでした。

あと、いつも私の処理落ち気味の脳みそではコンテンポラリー作品の情報処理は追い付かないのですが、2公演も見たおかげで普段よりも処理できた感じがありました。

 

 

<<キャスト>>(新国立劇場Webサイトより)


Danae

【出演】木村優里&渡邊峻郁
【振付】貝川鐵夫
【音楽】ヨハン・セバスティアン・バッハ

 

かそけし

出演
酒井はな&森山未來
演出・振付
島地保武
音楽・演奏
藤元高輝(gt.)

 

Butterfly

【出演】池田理沙子&奥村康祐(3月26日(金)・27日(土)18:00)/五月女遥&渡邊拓朗 (3月27日(土)13:00・28日(日))
【構成・演出】平山素子

【振付】平山素子&中川 賢
【音楽】マイケル・ナイマン、落合敏行

 

極地の空

出演・振付
加賀谷 香&吉﨑裕哉
音楽・演奏
坂出雅海

 

Let's Do It!

出演・振付
山田うん&川合ロン
音楽
ルイ・アームストロング ほか

 

「A Picture of You Falling」より

【出演】湯浅永麻&小㞍健太
【振付】クリスタル・パイト
【音楽】オーウェン・ベルトン

 

2021/3/25 白鳥の湖[Kバレエカンパニー] 感想

年度末年度初め忙しすぎて今更の感想です…

 

新しくプリンシパルになられる日髙世菜さんを観たくてチケット取りました。

アメリカのタルサ・バレエでプリンシパルをされていた方とのこと。

 

キャスト

cast

 

Kバレエの白鳥は初鑑賞でした。やっぱりセットや衣装が相当凝っていて美しい。

本当は、NHKのカンパニーも見終わったことだし、小林美奈さんの回も行きたかったんですけど、いかんせん、時間が合いませんでした。。。残念。。。

 

 

 

お目当ての日髙さん、良かったです。すごく、存在感のある方でした。

踊りを見ていてマリインスキーのテリョーシキナみたいな人だな、と勝手に思いました。ミス・パーフェクト感。きっと、何の役にでも溶け込んで踊りこなせるんじゃないかな、という気がしました。

なんでも溶け込めちゃうから、オデットとオディールの変身の面白さはあまり感じませんでしたが、たおやかなオデット、上品で高貴で色気もあるオディール、どちらも自然でした。どちらかと言えば、オディールの方の目線とか、首の付け方に非常に色気があって、個人的には好みでした。

日髙さん、脚も美しかったし、ステップもよかったですが、特に腕の美しさに感動しました。腕が細くて、長くて、動かす時に肘の関節が無いみたいで、指先まで美しかったです。

踊り全体も、ずっとなめらかで連続性があって、パとパのつなぎを全然感じさせないようなところも素晴らしかったと思いました。

オディールの踊りの見せ場、32回転もトリプルまで織り込んでいました。

 

ジークフリートの髙橋裕哉さんは、ケガなどのキャスト変更があったため今回初めて踊りを見ました。

長身の方ですね。悪くなかったです。個人的にはあまり好みではなかったですが、足がきれいで王子ーって雰囲気がありました。

 

個人的には王子の友人・ベンノ役の関野海斗さんが好きでした。幕開けのジャンプを見たところで心掴まれた!って思いました。背の低めな方だと思うのですが、それを感じさせない踊りでした。

 

1幕のパ・ド・トロワもよかったです。ちょっと、男性の肩首回りが固く見える気がしたのですが、よくこんな大技ばかりのヴァリエーションこなせるなぁ、と思いました。

正確にどの部分の踊りか忘れましたが、女性のヴァリエーションなんて、ほとんど地面に居る時間がないくらいだな、と思いました。

 

この白鳥で一番面白かったのは、やっぱり3幕でしょうか。

衣装もセットも目を奪われる豪華さで、踊りもキャラクターダンスが続くパートですが、どれもこれも見どころばかりなんですよね。 圧倒されました。

 

<<メモ>>

・1幕・2幕、休憩、3幕・4幕という構成。

・序曲で花を集める姫が白鳥に変えられるシーン挿入。

・3幕のパーティーのシーンの衣装が本当に素敵。(ただ、王妃の頭の飾りがすごくて、カラボスを思い出しました…)。ロットバルトは片目(左目?)に眼帯。背景に鏡があって、はっきりではないですが、踊っているダンサーがぼんやりと映っているので不思議空間に見えました。

・4幕登場する黒鳥達は汚れた?ような感じの衣装。

・ラストはオデットもジークフリートも湖に落ちて死ぬタイプ。でも、別の世界で2人は結ばれる。

 

この日、仕事で大分へとへとになっていたので、「見てる間に寝てしまうかもしれな…」と思いながらい鑑賞したのですが、見始めたら興奮して眼が冴えすぎて逆に帰ってから眠れなくなってしまいました。

Kバレエの作品って、振り付けが見どころばっかりだし、激しくて、息をつく暇がないですよね。すっごく面白いんですけど滅茶苦茶疲れる気がします。

踊りがうるさいなーって思うタイミングもあって。1日に2回も見に行ったら絶対疲弊するな、って思います。(普通の人は1日に2回も見ないか…)

私が一番好みでないな、と思うのが、大体群舞が激しいステップとジャンプばかりで、ダンサーのポーズの美しさを楽しむ余韻が微塵もない踊りばっかりになっているような気がする所です。いえ、面白いんです。面白いんですけど。

あんなにたくさんの人間が、どうしてあんな速度であんなにぴったりそろって踊れるんだろうと、見るたびに感動させられますし。

 

そういえばの余談ですが、今回、私のすぐ後ろの席で、ソロや群舞の間のタイミングでずっっっとしゃべっている(ダンサーとかダンスの内容とかですが、)若い女性2人組が居て、すっごく気になって、もうよっぽどやめてくれと声をかけようかと思ったのですが、もういいや…と思って耐えたんです。

でも、見終わった後、そのお二人が「本当に!見れて!すごく!よかった!」とか「初めて見たのが!この白鳥で!本当に!よかった!」とか、痛く感動していたので、他人に怒られた思い出が残るような事なくて、私、我慢して本当に良かったわ、と思いました。

バレエファン増えるといいです。

でも、頼むから、感想言い合うのは幕間だけにしてくださいませ…

 

 

次、この白鳥の幕間に猛ダッシュでチケット売り場に走ってゲットできた、飯島さんのドンキも楽しみです。

 

2021/3/7 コンテンポラリーとクラシックで紡ぐ 眠れる森の美女[公益財団法人日本バレエ協会] 感想

 ここ何年かは毎年見に行っている、日本バレエ協会の公演を今年も見に行ってきました。

 

気づいたのは第二部を見た時ですが、要はオーロラ姫と王子の出会い~オーロラ姫の目覚めまでを一部のコンテンポラリー作品で、結婚式のシーンを二部のクラシックで、という構成になっているようです。

 

キャスト

【第一部】Little Briar Rose(いばら姫)

音楽:ピョートル・チャイコフスキー ほか
振付・構成・演出:遠藤康
美術:長谷川匠
音楽監修:平本正宏
衣裳:朝長靖子
バレエ・ミストレス:梶田留以
アシスタント:原田舞子

キャスト
■オーロラ:木村優
■王子:渡邊峻郁
■カラボス(マジシャン):高岸直樹
梶田留以、金田あゆ子、木ノ内乃々、柴山紗帆、原田舞子、石山沙央理
原一樹、磯見 源、上田尚弘、岡本壮太、南條健吾
小幡真玲、南 帆乃佳、田代幸恵、井後麻友美、海老原詩織、橋本まゆり

【第二部】オーロラ姫の結婚

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付・構成・演出:篠原聖
振付補佐:下村由理恵
バレエ・ミストレス:佐藤真左美

キャスト
■オーロラ姫:寺田亜沙子
■デジレ王子:浅田良和
■リラの精:大木満里奈
■フロリナ王女:勅使河原綾乃
■青い鳥:高橋真之
■白い猫:寺澤梨花
■長靴を履いた猫:江本 拓
■赤頭巾:清水美帆
■狼:小山 憲
■王妃:テーラー麻衣
■フロレスタン王:小林貫太
■式典長:奥田慎也

■宝石の精
渡久地真理子、古尾谷莉奈、渡辺 幸、加藤大
マズルカ
青島未侑、金海亜由、金海怜香、栗田陽南
小林由枝、染谷智香、須貝紗弓、中村彩子
深山圭子、細井佑季、宮本 望、山内綾香
石原稔己、オリバー・ホークス、川﨑真弘
草薙勇樹、小林治晃、高橋 開、竹本悠一郎
秦野智成、安田 幹、安中勝勇
荒井成也、田村幸弘
■貴族
大塚彩音、小野田奈緒、佐藤愛美
田代夏花、寺坂史織、野澤夏奈
八木真梨子、林 彥均

 

キャスト表は配布や掲示などを見つけられなかったので2021都民芸術フェスティバル公式サイトからコピペです。

パンフレットは購入いたしませんでした。

会場にいろいろな舞台のセットの展示がされていたり、ギャラリー・トークもあったようなのですが、これがあるのをまったく知らなくって、割とぎりぎりに来てしまったので、聞けませんでした。。。

 

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第一部は、遠藤康行氏振り付けの"Little Briar Rose"(いばら姫)。

これ、とても面白かったです。

ダンスも、舞台装置もとても見ごたえがあって、飽きませんでした。

詳細に振り付け等が意図するところがわかったわけではもちろんないと思うのですが、物語が辿りやすい比較的わかりやすい作りの振り付けではないか、と思いました。

 

個人的にはオーロラと王子の造形・衣装が大変ツボで、これだけでも見に行って良かった。

オーロラは、ピンクの髪の毛で一本の長い三つ編みのカツラ、ミニ丈でふわふわっとしたスカートのゴールドの衣装、王子は銀髪っぽい色で、衣装が銀色スーツ。

対になった色合いと、若者!って感じの雰囲気がツボでした。

 

踊りで特に良かったのは王子の渡邊さんでした。彼はコンテンポラリーの時の方が吹っ切れててよい踊りのような気がしました。

 

以下、踊りのメモだけ…

 

・幕開けは通常の眠りなら2幕のワルツの曲。この曲でダンサーが舞台上を縦横無尽に走りまわる、大変激しい踊り。圧倒される感じで見ごたえたっぷり。女性ダンサーは全身ベージュでスカートの衣装、男性ダンサーは黒い衣装。

・ピアノの曲が挿入され、オーロラのソロから、カラードレスを纏った妖精たちの踊り。曲も通常の眠りの妖精達の踊りの曲。

・ローズアダージョの曲でオーロラと、王子のパ・ド・ドゥ。オーロラと王子の掛け合いがなんだか可愛くてよかった。

・舞台の上部に三角形とか四角形が組み合わさった舞台装置があり、それが音楽が変わる度に動いていた。

・2幕100年後の王子登場付近のシーンの曲から1幕のカラボス登場の曲になり、カラボス登場。カラボスは真っ黒の衣装で、マントを着用。舞台上部に配置されている棒の組み合わせに緑色の照明があたり、それが床に移った様がまるでいばらのように見える。(そもそもが上の棒のセット達が”いばら”ということだったのかもしれないが…。)

・カラボスが、なにやらいばらのセットと似た棒を持っている。カラボスの手下と思われる仮面をつけた者たちも。妖精や王子が同じく棒を持って戦う。

・オーロラ、棒に刺されて、全員が倒れる。

メトロノームコンバスの低音とが鳴る曲。ミニマルミュージックのような。時間を刻んでいる、というイメージなのだろうか?すさまじい不協和音…

・ダンサーは寝転がったまま衣装を舞台上で脱いでベージュ色の衣装だけになりつつ、顔にもベージュ色の布をかぶる。上から、四角形と三角形が1人1人のダンサーのところまで下りてきて、それらの記号の中にダンサーが収まって、ダンサーはそれを持ち上げたりもするが、出られない。もがくような踊り。

・チューニングの時のような、ミとラの音が聞こえてきて、ラスト、2幕のヌレエフ版だと王子のソロになる曲でラストオーロラが目覚めるところで幕。

 

開演前のアナウンスで、一部のカーテンコール時に係員がプラカードを掲げたら写真撮影OKです、と言われていたので、ラスト撮ってみました。

 

ballet

ballet

 

 

第二部は結婚式のシーン。こちらはごく一般的なクラシックです。

 

全体的にはイマイチでした。

新国立の眠りを散々見た後だったからですかね…なんだか一体感が薄くて見ごたえがありませんでした。

キラキラの衣装がとても美しくて、それはとてもよかったと思いました。

 

冒頭、メヌエットは王と王妃が踊っていて、その後、通常なら1幕で踊られるリラの精のヴァリエーションが挿入されていました。

あとは、宝石→ブルーバード→猫→赤ずきん、の順のディベルティスマン、猫は被り物ではなくてお化粧しているタイプでした。

宝石の踊りは比較的良かったのですが、他は特筆すべきところはなく…特にブルーバードの女性の方、ピッチピチの元気いっぱい!って感じの踊り方に思えましたが、あまり好みではありませんでした。(私はこの踊りに非常に優雅さを求めているのだな、と思ったり…)

 

オーロラ姫とデジレ王子のパ・ド・ドゥ、悪くはなかったです。

予想よりはよかったかもしれない。

寺田さんは、特に足運びが物足りないと思う時や、背中の動きが欲しい、と思うシーンもあったのですが、手先がとても美しかったと思いました。あと、コーダの回転がとても決まっていました。オーロラソロはどっちかというとロイヤル版の踊りでした。

浅田さんの王子はなんだか情熱的な感じのする踊りで、あまり好みでなかったです。少なくともデジレ王子の雰囲気ではなかった気がする。

(あと、この方の踊りの最中、マネージュとか凄い早いタイミングで猛烈に拍手しだす観客がいて、イラっとしてしまいました。)

 

ラストはオーロラ姫と王子は長いマントを纏って登場し、「アンリ4世賛歌」で幕。

そういえば、それぞれのディベルティスマンの登場人物がはけていく位置が違ったのが何となく気になってしまいました。

2021/1 RF1(アール・エフ・ワン) "みんな大好き!小海老のフライ""ガーリックシュリンプ"【テイクアウト】

デパ地下などの定番お総菜屋さん、RF1 (アール・エフ・ワン) で、海老のお惣菜を買ってみました。

 

みんな大好き!小海老のフライ 100g 594円(税込)
ガーリックシュリンプ 100g 692円(税込)

shrimp

 

写真は、どちらも100gずつでお願いしたものです。

しめて1,300円強のお値段でございました…。

保冷剤も入れて頂けました。

 

RF1ですから、本当はサラダを買うべきだったと思うのですが…

以前から気になっていた小海老フライと、限定品を見たら、こちらを食べたくなってしまいまして…。

 

paper

 

袋に、レンチンする時の時間や方法などの紙を貼ってくれていました。

 

 

 

sauce


タルタルソース、いっぱいなのが嬉しいです。

 

sauce

 

食べた後ですが…ソースの裏面の記載。

 

小海老のフライから頂きます。

 

shrimp

 

100gで注文して、この時は6尾入っていました。

指示通りにレンジで温めてみました。

 

shrimp

 

温め方が書いてあった紙に、破裂注意、と書いてあった通り、確かに最後の方はボフっという音がしていましたので、ご注意ください…。

 

海老の触感がプリプリ、衣もサクサク、止まらないおいしさでした!

またリピートしたいおいしさです。

うん、これは間違いなくみんな大好きでしょうね!

 

shrimp

 

タルタルソースをつけて。

ソースは割と辛め?と思いました。

ピクルスか何かの味でしょうか、結構濃い目の味で、クリーム感は強めです。

個人的には好みではなかったです。

 

続いてガーリックシュリンプ

 

shrimp

 

2021/2/25(木)〜2021/3/24(水)限定商品のようです。

結構、量が多めに見えます。

100gで注文して、半分だったり小さかったりする海老もあったので、8~9尾くらい入っていた感じでしょうか。

 

こちらも指示通りに電子レンジでチンして温めてみました。

 

shrimp

 

お味は、うーん、まぁまぁでしたかね。

周りの甘じょっぱいソースはおいしかったです。

ガーリックチップもかなり入っていました。

でも、やっぱり以前食べた、柿安ダイニングのガーリックシュリンプと比べてしまうと、大分劣ります。

殻の感じがすごく残っていてそれが気になる。

ただ食べ出と満足感は抜群でした!

 

今度は海老のサラダを買わねば…!

 

ごちそうさまでした。