18

18

ju-hachi

2022/7/13 ロイヤル・バレエ・ガラ[Aプロ] 感想

ロイヤルガラ、まずはAプログラムを鑑賞してきました。

どうして上野でなくオーチャードホールで上演になったのかがちょっと不思議。

コロナがなかったらマノン全幕だったのではと思うのですが…残念。。。

金子さんが出演されないかな、と楽しみにしていたのですが、プリンシパルになりたての若い女性陣は日本には来ていただけなかったようで…大変残念でした。

そして、来年のカンパニー来日公演はロミジュリ上演になったらしいということで…うーん、もう日本ではキャッチーでお客が呼びやすい演目しか上演してもらえないもんなんでしょうか…

 

cast

 

 

全体的なメモとして、前半は、かなりしっとり目の演目が多かった記憶です。逆に後半は明るい感じの演目が多めかな。ヌニュス以外の女性陣のポアントの先がぐるっと縫ってあるのかざっくり平たい感じだったのが目につきました。

 

「明日」
最初にナレーションのような声が入った後に歌に合わせて踊る、という作品で、クリスタル・パイトのやつだったけ?と思ったらウェイン・マクレガー振り付けでした。流行りなんですかね。比較的面白い作品だったな、と思います。
フランチェスカ・ヘイワードは動きが繊細に感じました。動きも滑らかで連なる感じが良かったなと感じました。セザール・コラレスは上半身の動きが美しかったのですが、そもそも踊る場面少な目だったのがやや残念。
 
「ジゼル」より第2幕のパ・ド・ドゥ
抜粋ですが、ストーリーが感じられるようにつなげてくれたのが良かったなと思いました。ただなんか省エネ感。サラ・ラムもマルセリーノ・サンベも悪くはなかったですが、マルセリーノ・サンベは別の演目で見たかった。なんだかアルブレヒトにしては高貴さとか貴族らしさに欠けた感じがしました。
 
「ル・パルク」
生演奏のピアノが入っていて良かったです。ヤスミン・ナグディとリース・クラークが踊りましたが、リース・クラークが高身長だからとんでもない身長差。この演目、リース・クラーク側の問題を特に感じたのですが、ル・パルクにしてはびっくりするぐらい色気が無さ過ぎて…女性側が体をこすりつけるような部分なんかは、妙に動物っぽい感じに見えました。全く別の作品のように感じられて、これはこれで面白かったというかなんというか。
 
「アポロ」よりパ・ド・ドゥ
マリアネラ・ヌニェスは今回来てくれて本当に良かった。男性より女性が良く踊る部分の抜粋だったのですが、ただただ2人とも美しくて見とれました。踊りの正確さに神聖さすら感じさせられました。
 
白鳥の湖」より第2幕のパ・ド・ドゥ
佐々木さん、プリンシパル達に囲まれた中で決して踊り負けてはいなかったと思うのですが、うーん…全体的に緊張感に欠けました。どうしてこんな難しい演目にしちゃったのか。もうちょっとこう、踊るにしてもコンテとか、良い演目があったのでは。後、ロイヤルの白鳥の、肘から先の手をやたらとヒラヒラ動かす感じなのが私はやや苦手なんだなと…。ウィリアム・ブレイスウェルの王子姿は美しかったのですが、もうちょっと踊ってほしかったですね。
 
ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ
高田さんはケガから無事に復帰されていてよかったです。キラキラステップがまんま、恋に浮かれるようなジュリエットの感じで可愛らしく感じて、大変好みのジュリエットでした。アレクサンダー・キャンベルは…うーん、ちょっと個人的にはロミオではないんですよね…舞台からはじけ飛んでいきそうな情熱溢れるような、技巧的な踊りは印象的だったのですが、なんだか2人がアンバランスで盛り上がりに欠けました。
 
「コンチェルト」より第2楽章のパ・ド・ドゥ
かなり良かった作品。平野さんのサポート力がとても活きた演目でした。サラ・ラムが持ち上げられたままポーズがぶれず、平野さんも全く体が動かないので、なんというか人を人が持ち上げられているように見えず、まるでこの世のものではなく浮遊しているのでは…?と思わせられて、なんだかとても崇高な感じがしました。何回か別のダンサーで見ている演目だと思うのですが、今回が一番見ごたえを感じたかもしれません。
 
「マノン」より第1幕(寝室)のパ・ド・ドゥ
デ・グリューも…アレクサンダー・キャンベルの役ではなかったです…なぜ彼に当てたのだろう…。フランチェスカ・ヘイワードは小悪魔的というか、何考えているかわかりづらい感じがマノンピッタリに思えましたが、この場面というか「マノン」はデ・グリューがあんまりだといくらマノンが何しようがなんだかなぁ、となることがわかりました。
 
「精霊の踊り」
前にムンタギロフが踊った時は、まだ見ごたえがあったような気がしたのですが、それと比べるとやっぱり劣りました。ダンサーの見た目という点ではウィリアム・ブレイスウェルも十分ではあったと思うのですが、技術と、解釈でしょうか、いろいろと全てが揃っていないとダメな難しい踊りなのだろうなと思います。彼の踊りはなんだか深みがないというか、平面的に感じました。踊りの中ではブリゼのパートは美しかったと思います。
 
「海賊」よりパ・ド・ドゥ
 なんでロイヤルが海賊やるのさ、と思っていたのですが、予想外によかったです。全体的にちょっとお上品な感じに見えるのがロイヤル感ありました。あと、ヤスミン・ナグディのお衣装がボディが明るい青で、白いチュチュにシースルーの長袖つき、キラキラのティアラつき、というのもお上品で大変良かったです。全幕上演はレパートリーに無いようなので、本当にガラ公演でしか踊らないのでしょうか。
アリは間違いなくセザール・コラレスの当たり役なのでしょう。ソロの回転のキレ、軸のぶれなさが素晴らしかったです。ヤスミン・ナグディのピタっととまるポーズも美しく、コーダは両者ともちょいちょい技巧を効かせた踊りで盛り上がりました。
 
「ジュエルズ」より"ルビー"
高田茜、マルセリーノ・サンベのペアで、2人とも軽やかなステップを見せ、両者とも、もう1つの演目よりはこちらの方が間違いなく良かった。この2人だと弾けるような踊りなのかな、と思っていたら、意外にも落ち着いていたというか、シックなルビーとでも言うべような踊りだったと思いました。ただ、パートナリングにやや難を感じました。
 
「インフラ」よりパ・ド・ドゥ
引退したエドワード・ワトソンが来日してくれたこの演目は、大変素晴らしかったです。サラ・ラムとエドワード・ワトソン、両者の身体能力を駆使した動きの滑らかな連続性に見惚れて、そもそも短い演目ですが、もうなんか体感2秒ぐらいで終わってしまった感じ。体力的な問題などもあるかもしれないですが、彼はせっかく来てくれたのだし、なんだったらもっと他の演目も踊ってほしかったですね。。。非常に足が美しくて見ていて自然とため息が出ました。
 
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
前のロイヤル来日公演でカスバートソンが踊って感動したチャイパド、マリアネラ・ヌニェスも最高でした…。本当に来てくれて、この踊りを見せてくれてありがとうございました。彼女の踊る喜びを感じているような様子を見て、こちらも踊りを観る喜びを感じて自然と笑って最終的には感動して涙ぐんでしまいました。リース・クラークはコンテよりこちらのがまだ良かったです。あの長身をよくぞここまでコントロールできるな、と思うのですが、それでも音にのりきれていないような部分もあって、もうちょっと頑張っていただきたいところ。見た目は本当に素晴らしく王子で映えるので、あとちょっと踊っている最中に肩のあたりとか腕の力が抜けるといいのかな、美しいラインをみせてもらえると良いなと思いました。
 
ラストは全員お祭り大技連続でワクワクしました!ヤスミンは回転しまくり。サンベ、高田さんの跳躍の高さ、サンベは特に空中浮遊かと思うほど。ラムと平野さんペアもメチャクチャ高いリフトからのダイブを見せ…と、もう一回この部分が見たかったですね。

 

timetable

 

2022/7/9 ラ・フィユ・マル・ガルデ[NBAバレエ団] 感想

NBAバレエ団のラ・フィユ・マル・ガルデとブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番ダブルビルを観てきました。

NBAバレエ団は毎回ゲストの選出が素晴らしいですが、今回もまんまとゲストの二山さんが見たくてチケットを取ったのでした。

当日、やけにキャストチェンジが多いな?と思っていたら、7月6日付けでNBAバレエ団サイトに関係者のコロナ感染についてのお知らせが出ておりました…キャストを変更して公演を続行することにしたとのことで、関係者のみなさまはご苦労なさったことでしょう…大変お疲れさまでした…。

(この件でNBAバレエ団サイトを見ていたら、7月4日付のニュースで矢内千夏さんが退団されたとのニュースも発見…結局踊りを拝見することができず残念でした…どうぞお元気でお過ごしくださいませ…)

 

cast

cast

 

 

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番

NBAバレエ団のサイトの解説によると、”38歳の若さでこの世を去った元ABTプリンシパルのクラーク・ティペットにより振り付けられた作品”とのこと。初見の作品でした。

アクア、レッド、ブルー、ピンクの衣装を身にまとった男女のダンサーと、コールドで構成された作品。バランシンの作品が意識されているのでしょう。振り付け自体はなかなか面白かったと思ったのですが、音楽との調和がそこまで感じられず、やっぱりその点バランシンはすごいなぁと。

この演目ではブルーの竹内碧さんと宮内浩之さんのパ・ド・ドゥの部分が特に良かったです。他の方たちは、個々の踊りはそれぞれよかったのですが、パ・ド・ドゥになるとパートナリングに難ありなところが目につきました。キャストチェンジが多かったからでしょうか…。

 

ラ・フィユ・マル・ガルデ

NBAバレエ団のサイトの解説によると、こちらは"1940年にバレエシアター(現ABT)のためにニジンスカが手がけたバージョン"とのこと。こちら初見の作品でした。

とてもコミカルでハッピーエンド、見ていて元気になるような、自然と笑顔になってしまうような作品でした。

舞台セットや衣装が明るい色合いで、特に衣装は勝手にディズニーのトイストーリーっぽい感じだなーと思っていました。カラフルで可愛らしかったです。本筋と関係ありませんが、1幕終わりの嵐のシーンは、大雨と雷で村人みんなが結構な大騒ぎを繰り広げるのが、なんだか新鮮で面白かったです。あとは、全く知らなかったですが2幕ではタンバリンも登場して、お尻でタンバリンを叩いたりするシーンもあったりしたのが印象的でした。

こちらの演目は、チケットを取った目的でもある二山さんがなんといっても全幕で見られて幸せでした…!彼の股関節は本当に一体どうなっているのか、跳躍の時の前の足の上がり具合、空中でのポーズの美しさはため息が出てしまいます…特にコーラスのソロは永遠に眺めていたかったです。演技も自然でよかったですし、彼の全幕ものをもっと見る機会があるといいのですが…

リーズの勅使河原さんも踊りもとても良かったですが、表情がくるくる変わるのが可愛らしく、全身で感情を表現する様子がよかったです。本当にリーズぴったりでした。コンクールなどでよく見るリーズのヴァリエーションも軽々と踊っていました。

シモーヌ役の古道さんは、なんとなく見た目クールそうな感じなのにはっちゃけた演技でとても上手でした。2幕でホウキを槍投げのごとく舞台袖にぶん投げた所はすごく笑ってしまいました。

ある意味自分の世界があるというか、すっとぼけたひょうきんなアラン役はずっと幸せそうな感じだったのが良かったです。考多さんはカーテンコールでもずっとアランのままでした。

あとは、コーラスの友人でやたらスタイルが良くて背が高くて目立つ人がいるなぁと思っていたのですが、この前のロミジュリ公演でパリスをやっていて気になっていた本岡さんだった気がします。今回は、前回公演より表情が割と自然に見えましたので、順調に成長していただきたいな、と思いました。

なかなか充実したダブルビルでした。

反省点として、中劇場の1階端席は舞台端側に完全に見えないエリアができてストーリーが追えなくなる部分があって最悪だったので、次回から気を付けたいなと思いました…。

 

timetable

 

2022/7/5 キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA 感想

草刈民代氏企画のキエフ・バレエ支援チャリティー公演へ行ってきました。

公演チケットは抽選で、来場者全員無料ですが、当日1人5000円以上の寄付を募り、全額寄付という公演。

草刈氏の熱いコメント入りの超豪華なパンフレット付き、コンテンポラリーからクラシックまで色とりどりの演目、そしてとんでもなく豪華な出演者!だったので、割と良いお席が当たって本当に嬉しかったです。多分ですが、1階席の割と近くの席で、草刈氏が舞台を鑑賞されていたのもお見掛けしました。

どれぐらいチケットへ応募があったのかわからないですが、抽選に外れた方は結構いたんでしょうか?

チケット代無料だからかやや空席も目立つような感じだったので、行けなくなった方は外れた方に権利を譲渡、とかができると良かったのですが…

 

<<上演作品&キャスト>>

デューク・エリントン・バレエ』より The Opener(振付:ローラン・プティ
水井駿介(牧阿佐美バレヱ団)

『薔薇の精』
中野伶美(シビウ劇場バレエ)
二山治雄

『海賊』より グラン・パ・ド・ドゥ
芝本梨花子(デンマーク王立バレエ)
猿橋賢(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
福田昂平(元ノヴォシビルスク・バレエ)

『グラン・パ・クラシック』
佐々晴香(スウェーデン王立バレエ)
髙橋裕哉

『And...Carolyn.』
大谷遥陽(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
松井学郎(ノルウェー国立バレエ)

『Deep Song』(振付:マーサ・グラハム)
佐藤碧(マーサ・グラハム・ダンス・カンパニー)

ノートルダム・ド・パリ』より パ・ド・ドゥ(振付:ローラン・プティ
青山季可(牧阿佐美バレヱ団)
菊地研(牧阿佐美バレヱ団)

『ジゼル』より アダージョ
加治屋百合子(ヒューストン・バレエ)
平野亮一(ロイヤル・バレエ)

『小さな死』
藤井彩嘉(チェコ国立バレエ)
江部直哉(カナダ国立バレエ)

『二羽の鳩』(振付:フレデリック・アシュトン)より
佐久間奈緒(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)
厚地康雄(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)

『祈り』(アメリカン・バレエ・シアター版『コッペリア』より)
加治屋百合子(ヒューストン・バレエ)

『森の詩』
アンナ・ムロムツェワ(キエフ・バレエ)
ニキータ・スハルコフ(キエフ・バレエ)

 

 

 

デューク・エリントン・バレエ』はオープニングに相応しいような、ノリの良く、自分で頭を叩いて沈んでいくとか、手だけ別に動いているみたいなコミカルな振り付けの入った楽しい演目でした。曲の中にも拍手が入っていてたりして自然と盛り上がりました。水井駿介さんの軽やかなステップや回転のキレがよかったです。

『薔薇の精』は、もう二山さんにピッタリすぎました。軽やかでしなやかで、柔軟性の高い跳躍は本当に精にしか見えなかった。中野さんはすごーくかわいらしかった。表情がくっきりと見えて演技が分かりやすく、ストーリーを強く感じることができました。彼女が踊る部分はやや短めですが、ポードブラが美しかったです。

『海賊』のグラン・パ・ド・ドゥは、メドーラとコンラッドのパ・ド・ドゥからはじまっており、パンフレットによるとこの部分はドリーブの曲に田中祐子氏の振り付けのものとのこと。全幕のストーリーを想像できるように、という粋な演出で、芝本さん、猿橋さんが丁寧にストーリーを描きだしていたと思いました。定番のグラン・パ・ド・ドゥでは福田さんのアリが大技キメキメ。ソロは弾け飛びそうな勢いのある踊り、コーダは540を2連続入れるなど、大いに盛り上げていました。芝本さんは肘あたりから手先までがヒラヒラとした感じで動くのがとても素敵で、アラベスクで伸ばした足がすっと伸びたままだったのが印象的。しかし、パ・ド・ドゥ2連続をこなした芝本さん、猿橋さんの体力よ…。さすがに芝本さんはグランフェッテ32回転はなく、途中から違う振り付けでした。

『グラン・パ・クラシック』は、ダンサー2人のポーズの美しさを堪能しました。佐々さんの踊りを初めて見ることができたのですが、首と肩周りにできる空間が何ともいえず美しかった。ポードブラもそうですが、アチチュードにした背中のラインも見惚れてしまいました。ポーズが一つ一つ美しいのでどの振り付けもなんとも簡単にステップをこなしているかのように見えました…。髙橋さんはKバレエを退団されてすぐだと思うのですが、早速踊りを観ることができて良かったです。音に合わせてきっちりと決める所も良かったですし、高橋さんもポーズが一つ一つ美しかったです。

『And...Carolyn.』は、松井さんが特に上半身の動きが自由に感じられました。大谷さんも、お名前だけは知っていたのですが、今回踊りを見られて良かったです。2人とも上下に、左右に引っ張られているかのような、エネルギーほとばしるような動きが見れました。

『Deep Song』マーサ・グラハム振付の踊りをマーサ・グラハム・ダンス・カンパニーの佐藤碧さんが踊られるという、日本では非常に珍しい上演なのでは、と思いながら見ました。縦しまの入ったモノクロのロングスカートという衣装がかなりインパクトがあって、踊りの中でひらめく動きなどでとても印象的に見えました。音とシンクロした振り付けで、フレックスにした足にものすごい存在感を感じました。パンフレットによるとスペイン内戦などに絡めた作品のようなのですが、長椅子の下にダンサーがもぐって椅子を縦にして持ち上げ、それを背負う、という部分がラストにあって、それがなんとなく棺をかついでいるシーンなのかな、という気持ちで見ていました。(全然違うかもしれませんが…。)

ノートルダム・ド・パリ』のパ・ド・ドゥは、先日牧で上演された際の、私が見に行った回のキャスト違いの2人。青山さんは脚が美しいダンサーで、悪くはなかったのですが、個人的には青山さんも菊地さんも表情がトゥーマッチに感じました。

『ジゼル』のアダージョは加治屋さんと平野さんの豪華ペア。平野さんの来日が直前となったため、かなり短い部分の上演となったとのこと?で、ちょっぴり残念でしたが、よくぞこの難しいパ・ド・ドゥをこの時間だけで合わせられたなとも思います。何度見ても、平野さんのサポートにかかると本当に相手役が宙に浮いているとしか思えなくなるのが凄くて、今回も、見ているうちに地面とポアントが本当に接しているの??と思ってしまいました。

『小さな死』はキリアンの振り付け作品。目まぐるしく変化をしていき、いつの間にか2人の体勢が変わっていく踊りが面白かったです。

この後のラストまでの『二羽の鳩』、『祈り』、『森の詩』の演目の並びは、平和への祈りが込められた演目選びでしょう。感動的でした。

『二羽の鳩』は、佐久間さんと厚地さんの、他の公演でも観たことのある盤石ペア。今回は本物の鳩が登場していました。白い鳩に平和の想いがこめられているのでしょう。鳩さんたちがあまり想定通りの動きはしなかったのもご愛敬。ラスト、厚地さんが舞台袖でくつろぐ鳩を捕まえてカーテンコールという可愛らしい場面で観客もほっこりしました。

『祈り』は、そもそもガラ公演では上演が珍しく、また今回は本来のコッペリアの祈りとは文脈が変わった感じでしたが、加治屋さんの柔らかな踊りと、温かく優しいような音楽が平和への祈りを強く感じられました。あと、アメリカン・バレエ・シアター版『コッペリア』の衣装も素敵でした。最後、カーテンコールはなく、最後の演目へ繋がれ、ラストの『森の詩』はキエフバレエのアンナ・ムロムツェワ、ニキータ・スハルコフの2人よって踊られました。

『森はの詩』音楽、台本、振付がすべてウクライナ人による作品ということです。ダイナミックな振り付けで素晴らしく見ごたえがありました。衣装が、特に男性は民族衣装モチーフなのか…?白い衣装に水色の刺繡が入っていたのが可愛かったです。アンナ・ムロムツェワは、以前キエフ・バレエで見た時よりも踊りが洗練されていた気がします。おそらく回転が得意なのだと思うのですが、舞台上を斜めに回転しながら進む場面は相変わらずの安定っぷりでした。ニキータ・スハルコフは力強く、美しい上半身がよかったです。ぜひ、いつかこの作品を全幕を見てみたいと思いました。このような素晴らしい踊りが、文化が、この先も失われずにいて欲しいと、平和を祈らずにはいられませんでした。

 

カーテンコールは曲(海賊の夢の場の曲だった気がします)に合わせて全員が登場しましたが、2羽の鳩を踊った佐久間さんと厚地さんが2人とも鳩を手で持って登場。最後には草刈氏も登場し、ヒマワリの花束?を渡されていたと思います。

多分、かなり短い期間で企画・実施されたのではないかと思うのですが、草刈氏の企画力、素晴らしい。観ることができて大変幸運でした。

 

2022/6/12 ノートルダム・ド・パリ[牧阿佐美バレエ団] 感想

パリオペ退団したてのステファン・ビュリオン出演のノートルダム・ド・パリを観てきました。きっと彼が日本で公演をすることは、もう無いのではないでしょうか…本当に、彼を呼んでくださってありがとうございました。

本当だったら、デニス・ロヂキンとアンジェリーナ・ヴォロンツォーワがキャスティングされていた、自分的超豪華公演だったのですが…まぁロシアの侵攻でキャスト変更なりそうだなぁーと思っていたらやっぱり、といった感じでした。関係者の皆さんも、それはそれは大変だったでしょう…

 

timetable

 

<<キャスト>>

ステファン・ビュリオン 
Stéphane Bullion パリ・オペラ座バレエ団 エトワール 
スザンナ・サルヴィ
Susanna Salvi ローマ歌劇場バレエ団 エトワール 
アルマン・ウラーゾフ
Arman Urazov 国立アスタナ・オペラ・バレエ団 プリンシパル・ダンサー
ラグワスレン・オトゴンニャム
Otgonnyam Lkhagvasuren

 

ノートルダム・ド・パリは映像では見たことがありましたが、生で見たのは初めて。映像で見たよりも群衆の群舞がとても迫力が感じられて、特に1幕の民衆はサンローランの鮮やかで個々人でまちまち色が違う衣装を纏っているのに、なぜか一体感があって非常に不気味で異様な感じがしたのが印象的でした。群舞が踏みならす音も効果的に使われていて、奇跡小路の群舞、聖堂に押し寄せる群舞からもすさまじいエネルギーを感じられました。人間が舞台セットのように動いたり、登場人物の感情も表したりする群舞というのが、プティ作品を観るとやっぱり印象に残ります。

あとは、オーケストラの、特に打楽器の生音も迫力がより増して聞こえてとても良かったです。全体的に同じリズムや旋律が繰り返されるような音楽でしたが、フロロが悩まされるタンバリンの音がするシーンの音楽は、終演後も頭から音楽が離れず自分までフロロ状態になったような気持ちに…。

舞台セットは簡素だけどかなり大きいセットが少しづつ移動して変化していく形で、このセットにより、2幕13場もある作品なのにほとんど暗転もなく物語が進行していくのが面白かったです。背景の、線だけで形作られたちょっと歪な形のノートルダム大聖堂の形をみると、この建物は消失してしまったんだよなぁ…となんだかしんみり。

 

ステファン・ビュリオンのカジモドは、動きが制限されている中でも上半身の動きがとても美しく見えて素晴らしかったです。メイクや、ぎこちない動きなどの見た目の醜さと裏腹に、にじみ出る心の美しさが感じられるようだったのが素晴らしい表現力だなぁと思いました。(もしかしたら彼の人柄がにじみ出ているのかもしれないなぁとも思いますが…)

エスメラルダのスザンナ・サルヴィもとても演技がよくて、フェビュスとのシーンとカジモドとのシーンでみせる表情の違いも素晴らしかったです。カジモドとエスメラルダのパ・ド・ドゥは今作の中で一番印象的でした。スザンナ・サルヴィは脚も美しくて、プティ作品をみるとやはり脚が感情表現の手段なのだろうなと思うのですが、それを堪能させてくれる素敵なダンサーでした。

フェビュスのアルマン・ウラーゾフもチャラそうというか軽そうな感じが実にぴったり。(どうしてエスメラルダはフェビュスとくっついちゃうんだろうか。)フロロのラグワスレン・オトゴンニャムも、牧のダンサーとのことでしたが、ゲストダンサーに負けない迫力がありました。

作品全体に聖と俗、生と死、善と悪、美と醜、光と影…とたくさんの対比があり、一方によって一方が際立つような、そんな作品のような気がしました。

 

 

2022/6/3・6/11 不思議の国のアリス[新国立劇場バレエ団] 感想

コロナ流行で中止になってから早2年でしょうか、やっと新国立のアリスをもう一度みることができました。

 

何回も観る演目だろうか…と以前の鑑賞でも思ったのですが、やっぱり楽しい演目だし、今回もなんだかんだ3回も鑑賞してしまいました。

海外バレエ団のダンサーをゲストに迎えての開催かつ、ゲストの1人としてこの演目の初演キャスト、スティーヴン・マックレーが登場!と、本当に嬉しい公演だったのですが…まさかまさか、本島さんの退団公演になってしまうとは…こんなに突然、チケットもほぼ無くなったような前日にあたりに退団発表だなんて…

絶対に退団公演を開催すべきだと思うのですが…なんだか難しいのでしょうか?

本当に悲しくて寂しかった…

 

本島さんのパネルなどいろいろ。

theatre

theatre

theatre

 

 

 

 

公演全体のメモ

・いままであまり気にしていなかったけど、ずっと開いた本の上にいるような舞台装置

・プロローグ、スローモーションになった所でぐるんぐるん回るカメラの布がツボ。スローな動きの中で長机のパーティー参加者たちもいろいろやっていて目が足りない

・最初に穴から出てきた時、ウサギの耳はちょっと茶色っぽい感じだった

・穴に落ちた後のアリスが楽しそうな庭の様子を見る所は2階席舞台一番近くにダンサーが登場(本来は1階客席通路にダンサーが来ると思う)。天井からキラキラと粉吹雪も。

・料理女のシーンの鍋の蓋持っての合戦がいつ見てもカオス。ここの、打楽器たくさんの曲がとても好き。アリス公演の、大半の曲は入っているCDは売ってるようだったけど、ぜひ全曲入ったサウンドトラック発売してほしい。

・SWEET HOMEの前でアリスとジャックのパ・ド・ドゥが踊られている間、タルトを持たされている白うさぎが、演じるダンサー各々色んなことをやっていて目が足りない。タルトを持たされて左右を気にしてソワソワしたり、かと思えばタルトおいしそう…とツンツンしてみたり、ちょっと舐めちゃおうかなぁ、みたいな感じの振りとか…

・庭の花のシーンとカードのシーンはソリストがこれでもかと登場していて本当に贅沢

・ジャックの裁判の時、王が椅子の下から新聞出して読みだしたり、女王は芋虫が出てくるとメロメロ風になったりと、ここも目が足りない。脇で裁判を椅子に座って眺めている人々すらダンサーだしこまかーく演技しているから本当に目が足りない。

 

6/3 初日、19:00開演公演の感想メモ

cast

この日は渡邊峻郁さんが素晴らしかった~!以前の公演を見た時も良かったですが、更に更に演技が凄く良くなっていて、客席にもわかりやすいくらい感情が豊かに見えつつ、でも自然な演技で、本当に良かったです。米沢さんとのパ・ド・ドゥもとても良くて、初めて米沢さんと相性がいいのは渡邊峻郁さんなのかも?と思ったりしました。なんでしょう、ちょっと戸惑うくらいの急成長ぶりで本当に良い意味でびっくりでした。

後は、木下さんの白うさぎの、動くたびに変化しているような気がする1つ1つの表情、コミカル、かつとってもウサギっぽいなぁと思ってしまうような頭のプルプルした動きだったり、こまかーい手の仕草だったりの役作りはため息ものでした。

この日のマッドハッタ―は海外バレエ団からのゲスト、ジャレッドさん。ちょっとクールな感じ?のマッドハッターという印象。タップの音が細かく、多彩だったのがすばらしかったです。あと、プロローグの手品師の時には、カメラのフラッシュ後にパーティーのお客たちの動きがスローモーションになるところで、多分トランプで手品をやってくれていた気がします。

ハートの女王の益田さんは、新国初演の時のファーストキャストですが、相変わらずあの可愛らしくて上品そうな見た目の方から想像ができない程のすごい変貌ぶりでした。

この日の料理女は渡辺さんでした、彼女もとんでもない変貌っぷりと暴れっぷりで、線が細い方なのでどうかなぁと思っていたのですが、予想外に良かったです。

タルトアダージョの時のカード4人は、さすがにプリンシパルばっかり、と言ったことは今回は無かったと思います。

速水さんのイモ虫はかなり楽しみにしており、回転のキレや上半身の動きも申し分なかったですが、結構ソツない感じで、もうちょっと色気が欲しかったと思いました。

この日の花に飯野さんと柴山さんと寺田さんがいたことは確認しました。豪華。

 

2022/6/11 13:00開演公演の感想メモ

cast

突然の本島さん退団公演となってしまったマチネ…本島さん登場から拍手が鳴り、私はそれでもう泣きそうになってしまいました。この公演は目に少しでも焼き付けておきたくて、登場しているシーンはほとんどずっと本島さんを観ていた感じでした。どこのシーンでも凛と美しく、上品な踊りで、でも、コミカルなシーンは豊かな表情と演技で魅せてくれるという、素晴らしいバランス力のハートの女王でした…。ハートの女王見せ場のタルトアダージョでは、4人の相手役カードの中に渡邊峻郁さんが(多分2のカードだったかなと)。カーテンコールで、カーテン前に登場した本島さんはうるうるされていて、こちらも半泣きになってしまいました…そして、新国立のTwitterでも映像が出ていましたが、カーテン前の本島さんにカード4人たちがブルブルしながら花束を持って登場し、すったもんだの末に渡邊峻郁さんが花束を渡してだーっといなくなったから、ハートの女王がカード達め!みたいな感じで首切りポーズする、という、最高なシーンをみせていただきました。しかも渡していた花束が、真っ赤な薔薇の中に白い薔薇が一本混じっているという、なんとも粋な計らいで…いやもう本当はこれ全新国立劇場ファンがこぞって生で見たかったのではないでしょうか??本当にもっともっと早く退団されることを発表してほしかったし、ちゃんとした退団公演(以下略)

寂しいけれど、本島さんの更なるご活躍をお祈りします…!!

このマチネ公演は池田さんの初アリスもとても良かったです~。ずっと踊りっぱなしのアリスの踊りを涼しい顔でなんなくこなしていましたし、何より表情が生き生きとしていて、演技がとても良かったです。本当に、かつてとは比べ物になりませんね。プロローグの涙をぬぐうシーンとか、花の群舞前の、庭に行けるように…!みたいな演技の所も表情がとってもよかったなぁと思いました。

料理女の木村優子さんは個人的にこの役のイメージピッタリで大暴れ、ダイナミックな踊りでとっても良かったです。この日は鍋の蓋が手からすっぱぬけてしまって落としていたのですが、すかさず拾って戦闘を続けていました。

白ウサギの速水さんはもちろん素晴らしい跳躍力で踊りは申し分なかったのですが、でも…イモ虫と一緒でもっと演技に色気が欲しいなぁ、と思ってしまいました。

この日の花のソリスト細田さん、木村さん、柴山さんがいらっしゃたかなと思います。

 

2022/6/11 18:30開演 

cast

ソワレ公演はスティーブン・マックレーのパワーのすごさに圧倒されて、もう本当にスティーブン・マックレーやばい…と語彙力を失った感想しかありません。彼の出演が発表されてからチケットは瞬殺だったらしいと聞きました。たまたま、もとから押えているチケットだったので無事に鑑賞出来て本当に良かったです。

マックレー氏、まずはプロローグの手品師でお茶会でやりたい放題で、スローモーションになったと思ったらお茶をお客にぶちまけ、ケーキの載った2段重ねの皿を渡す時にも乗ってるケーキをぶちまけ、執事の首をナフキンか何かで絞め…と、イカれた茶会をもう繰り広げていました。そしてマッドハッターのシーンはいやぁ、もう言葉になりませんでした。マッドハッターは本当に"マッド"だったんだなぁと。他のダンサーと比べて、マックレー氏のマッドハッターから感じる狂気は段違いでした。目が逝っちゃってる感じとか、話全く聞かずにマシンガントークだなって感じとか、どうしてかわからないけど伝わってきて、何よりもそれが凄かったと思いました。タップも、タップの入る部分はオケの音が小さめになって、タップの音を際立つようにしていると思うのですが、それでも他のダンサーの時はタップの音が小さいな、と思う時があったのですが、マックレー氏のタップはほとんどそんなことを感じさせませんでした。リズミカルでオケの音からもずれないのに細かいステップでもクリアな音がしていて、まさに体全体が音楽とでもいうような感じ。本当に素晴らしかったです。初演ファーストキャスト、しかもきっと彼がいるからとこのような振りになったと思われる役を本人が踊るところを見られるなんて本当に幸せでした…。

他にも、マッドハッターは裁判のシーンで最初はつまらなさそうに髪の毛いじいじしていた後、アリスとジャックのパ・ド・ドゥの所ではなんかいいなぁーみたいな表情で2人を見つめていて、最後は三月ウサギ(かな?)と一緒に手でハートを作ってあげていたり、舞台上に落ちてしまったフラミンゴの羽を、「これいいでしょ!」みたいな感じで役どころっぽくさりげなーく拾ってくれている所とか、カーテンコールでずーっと拍手してくれていた所とか…いや本当に、出演してくださってありがとうございました。

小野さんのアリスは、さすがの演技力で、スカートをパシッとはたいて起こる仕草とか、うまいなぁと思いましたし、軽快で細やかなステップの踊りが素晴らしかったです。福岡さんとのパートナリングが良く、ラストにかけてアリスの成長が感じられるような感じでした。

白ウサギは注目の中島さんでしたが、踊りが良いなぁとは思っていたのですが、いやぁ、こんなに演技が上手な方だとは思っていませんでした。ちょっとすっとぼけた感じの演技がピッタリでまた違った味のウサギの演技でとても良かったです。タルトを持たされて立っているシーンの、見つからないかソワソワしてる素振りとか、タルトに手を出しちゃう素振りとか、裁判のシーンでタイプライター打ちながら眼鏡の蔓をくいっとしたりとか、細かい演技も上手でびっくり。本当にこれから楽しみです。

あとは木村優里さんのハートの女王が…あまりのはっちゃけすぎに、「次の公演までにお姫様とかに戻れる???大丈夫????」ってなりました。母役はさすがにお姉さんくらいにしか見えないなぁと思っていたのですが、ハートの女王の顔芸はすごかったですね。あんなに彼女の顔がうるさいと思うとは思いませんでした。彼女の熱演のおかげか?3公演見た中でハートの女王のタルトアダージョやソロのヴァリエーションの場面などは一番笑いが大きかった気がしました。

あとは、個人的には魚と蛙の踊りがとても好きなのですが、この日の魚が木下さんで、表情までかわいくてよかったです。

この回は大きめのハプニングもあり…タルトアダージョでトランプ3人が円になって女王を持ち上げて回るところでバランスを崩してバラバラになってしまっていたり、ジャックとのパ・ド・ドゥでアリスが転んでしまったり…ケガがなさそうで良かったですが、これだけハードな内容で公演が続くと大変だし、踊り自体もかなりギリギリの所で踊ってるんだろうな、と思いました。

 

 

その他、今回の劇場は全体的ににぎにぎしていてとても楽しかったです。

 

人気だったジャムタルト。

tart

めちゃくちゃおいしかった~!

こんなおいしいタルトだったらみんな盗むわねぇと思いながら食べました。

 

timetable

timetable

 

トランプの描かれた床。

thatre

theatre

 

2022/6 サブウェイ"スパイシーえびたま "

自宅の近所にないのであんまり行く機会が無くなってしまっているサブウェイ。

ローカロリーなサンドイッチで野菜不足を手軽に補えるという、大変ありがたいお店なんですけど、どうしてこうもお店が少ないのか…

ぜひとも近所に(できれば職場の近くに)出店していただきたいものです。

 

サブウェイだと大体、ド定番のえびアボカドサンドを食べてしまうのですが、今回はちょっと違うものを注文してみようかなと、えびとたまごが入った上にスパイシーというちょっと不思議な?サンドを注文してみました。(海老は外せません)

 

スパイシーえびたま レギュラー 490円(税込)

shrimp sand

写真は野菜多めで頼んだもので、野菜の存在感が増しています。

公式情報によれば、レギュラーサイズで321kcal!

罪悪感なくお腹いっぱいになれておいしいなんて最高の食べ物です。

 

"スパイシー"部分は何が入ってそうなったのか?と思ったら、チポトレというハラペーニョを燻製にしたメキシコの伝統的な香辛料が入ったソースが合わせてあるらしいです。

このソースが思ったよりもピリ辛なのですが、それがコクのあるたまごフィリングととっても良くあって飽きずに食べられる感じがしました。

 

shrimp sand

 

相変わらず海老も存在感を十分味わえる程度に入っています。

海老もたまごもスパイシーなものも大好きな私には、うまいこと融合された大変良いメニューでしとても満足!

 

やっぱり近所にお店できてくれないもんでしょうか…

 

2022/6 モスバーガー "海老チリ風バーガー/ 海老カツバーガー" 食べ比べ

またモスの海老バーガーの新作が出たので食べに行きました。

モスバーガーは定期的に海老推しバーガーを出してくれるところも、オニオンリングを販売しているところも大好きで良くいきます。

 

海老バーガーの広告には、”海老好きならどっちも!”というキャッチフレーズが入っていまして、海老好きを煽ってきますね。

まぁもちろん2種類とも食べましたけども。

 

 

 

海老カツバーガー ¥410円(税込)

shrimp burger

野菜がモリモリなのが嬉しい…

 

こちらは定番の海老カツバーガーのタルタルソースリニューアル版とのことです。

店内で食べましたが、海老カツにはギッシリ海老が入っていて、揚げたてでおいしかったです。

新しくなったという「さわやかタルタルソース」は割とあっさり目?レモンタルタルソースらしいので確かに爽やかな感じはしました。

ただちょっと量が少な目で、私はもっとソースが欲しかったなぁ。

海老チリ風バーガー ¥460円(税込)

shrimp burger

こちらも野菜がモリモリですが、海老カツバーガーと違ってレタスの切ったものが入っています。

 

2つを比べるとこちらのバーガーが圧倒的においしかったです!

海老カツに全体的に絡められている「うまからエビチリソース」は、思ったよりはピリピリ辛さを感じましたが、辛すぎるということはなく。

エビチリっぽい味の再現度がとても良く、非常に満足感がありました。

おいしかった!

期間限定なのが惜しいくらいのおいしさでした…期間中にもう一回食べたいと思います。