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ju-hachi

2020/10/23・24・31 ドン・キホーテ[新国立劇場バレエ団] 感想

※取り急ぎ3公演分の感想。行けそうだったら更に追加予定。

2020/10/31ソワレ公演感想を末尾に追加。

 

2月「マノン」公演以来、やっと、やっと、新国立劇場バレエ団のバレエを見ることができました。

「竜宮」を見られなかった悔しいあの日から、いやー、本当に長かった。

また、本当に久しぶりに3幕もののバレエ鑑賞でした。

 

吉田都芸術監督就任、記念すべき第一作目となりました。

上演まで、さまざまなメディアへの露出増加具合に、吉田監督のネーム・バリューのすさまじさを感じること多々でした。

チコちゃんに叱られる!」とのコラボ企画も新しい試みですね。

実は、たまに見ている漫画アプリの中でもこのコラボに関する宣伝動画を見かけており、バレエ公演の宣伝をこんな媒体で見るようなこと、今までほとんどなかったので、驚きでした。

ポスターもこれまでとは違う路線に刷新されていましたし、これからいろいろ、宣伝にも力を入れていくのかしら。

 

poster

 

 

鑑賞した3公演ともとても満足度の高い楽しい舞台で、各公演のキトリ・バジル達にはそれぞれ本当に魅せられました。

これだけの公演を国内で鑑賞できるなんて、本当に幸せだな、と思います。

日替わりキャストも本当に贅沢だし、こんなにキャスト違いがあったら絶対いろんな日の公演を見たくなるよね…(時間と体力さえ許せば全部見たかった…)

 

全体的には、なんというかお上品でお行儀が良いドン・キだなーという感じで、少々期待していた程の盛り上がりには欠けたな、と思います。

 

でも、今回主役も含めて芝居がこれまでより一層作り込まれていて、そこがよかった。

主役以外にも会話が見えるような演技が浸透しているような、ガヤガヤと騒騒しさが感じられるような部分もあって、個々のキャラクター作りが濃いように思われ、そこかしこで繰り広げられる小芝居がとても楽しく見られました。

群舞はそろってるけれど、逆に個々の雑然としたところが少ないようなところが気になることがあったのですが、今回はそれが少なく感じ、それによって余計群舞のそろいっぷりが際立って映えて見えました。

 

新シーズン、新監督の下でのこれからの進化に大いに期待ができそうで、鬱屈としたコロナ禍の中で、新シーズンの幕開けを飾る、いろいろな面で明るく眩しい公演でした。

 

 

 

各回の感想。まずは23日金曜、初回公演。

※キャスト表はTwitterから入手。

castcast

幕が開けて後、しばらくの間は、街中のシーンでも何だか静かなドン・キホーテだな…と思っていたのですが、群舞のあたりから盛り上がり、楽しい雰囲気になってきたように思いました。

初日の緊張感(ダンサーも、観客も)のせいだったのかしら。

 

 

主役のキトリを演じた米沢唯さんは、もう踊りが超絶技巧すぎてびっくりでした。

なんだか一層パワーアップしていたんじゃないでしょうか。

以前より上体の動きが良くついて、パの動きがより大きく、存在感が増していたように思いました。

ソロヴァリエーションもどれも素晴らしかったですが、3幕のパ・ド・ドゥが特にすごかった。

片足でバランスを取る部分ではピタッと立ったまま。いや、もう自立し過ぎじゃないですかね?

フェッテは扇子を開閉しての3回転織り交ぜて目にもとまらぬ超高速、しかも全く軸もぶれず、神業的でした。

 

バジルの井澤駿さんは、個人的に米沢さんとはあまり相性良くないのでは?と思っていたのですが、この日は全くそんなこと感じさせなかったです。

回転技が決まっていたし、跳躍でもとても生き生きとしているように見えました。

 

片手リフトもフィッシュダイブも危なげなく、3幕パ・ド・ドゥのこの2人の盛り上げ方は半端じゃなかったです。

開幕を飾る素晴らしい、魅せる踊りでした。

 

 

1幕、貝川さん演じるドン・キホーテは、手足長くてスタイル良すぎでした。

髪の毛の、角みたいな部分が可愛らしい感じで、表情も良くて目がとってもキラキラ。

これは風車にも突っ込んでいきそうという感じでした。

サンチョ・パンサの福田圭吾さんはトランポリンシーンの飛距離がすごかったですね。

ガマーシュはこの回、奥村康祐さんで、オールホワイトの衣装ですが、1つ1つの行動がコミカルで、凄まじい存在感でした。さすが。

 

エスパーダの木下さんは、キメッキメのキレッキレの踊りでした。

細身なので迫力には欠けたのと、もうキメキメすぎてちょっとコミカルというか、ギャグみたいにみえちゃいました。

翌24日公演でジプシーをやっていた時の方が溌剌として似合っていたように見えたので、動きの早い、ガヤ担当みたいな踊りの方が合ってそうな気が個人的にはしました。

 

この回の街の踊り子、寺田さんは上品な感じの踊りで、この役柄ではあまり好みではなかったです。

ナイフは実際に舞台に突き立てる式で、鑑賞したどの回も手に汗握ってしまったのですが、案の定、見た回では全て何本か倒れちゃっていました…。

 

キトリの友人、奥田ジュアニッタと飯野ピッキリアは、ぴったりそろった踊りでしたが、上半身の動きが少ないような、ニュアンスがなくて面白味の少ない感じの踊りに見えました。

 

 

2幕、酒場のシーン、カスタネットの踊りはカスタネットをダンサーが生演奏するんですね。

合わせるオケの音楽が静かだし、余計緊張しそう…。

この回では細田千晶さんが踊っていましたが、表情や雰囲気がとても良かったです。

 

メルセデスの渡辺与生さんは、この役どころぴったりでした。

背中を大きく反る動きも、長いスカートの布捌きも大きくて、表情もキリっとした部分と笑顔が織り交ざって色っぽく、素敵でした。

 

ジプシーの踊りの衣装がとってもカラフルで素敵でした。

瞬間芸みたいな激しい踊りで、これはどの回も素晴らしかった。

新国立のバージョンだと、このジプシーの部分の物語というか、存在感が薄いですよね。

個人的には曲も好きだし、大分残念です。せっかく衣装もステキなのに…

 

夢の場、キューピッドの五月女さんは、うーん、ちょっと個人的にはイマイチでしたね。

(ピンクのカツラは、どうにかなんないものでしょうか…。)

跳躍の軽さはいつも通り素晴らしかったですが、その他の移動幅が何だか少ないような。

柔らかい感じの踊りなのか、そうでないのかが、ちょっと曖昧な感じに見えました。

森の女王はこの回、木村優里さんで、堂々とした踊りでしたが、腕の動きが少し気になりました。ちょっと縮こまって見える?いや、優雅でよかったです。

 

(夢の場は、きっとコロナが無ければもっと群舞増やしたかったのではないだろうか?と思ってしまったのですが、どうなんでしょうか。)

 

 

3幕、ボレロを踊った速水渉悟さんはこの後の公演で全幕主演デビューが控えていますが、いやーきっと似合うだろうな、と期待できる踊りでした。

後、是非ともエスパーダを踊るのを見てみたいな、と思いました。

 

 

カーテンコールでは、吉田都芸術監督も登場され、(すぐに袖に帰られてしまいましたが…)観客はスタンディングオベーション

素晴らしい、華々しいシーズン開幕の舞台でした。

 

 

続いて翌24日、マチネ公演。

castcast

 

この日のキトリは木村優里さん。気の強い姉御っぽいキトリに思えました。

彼女は憑依型とでもいうべきか、役になりきるタイプだと思うのですが、演技が相変わらずよかったですね。

表情が割と大げさで(嫌いな人もいるだろうと思うけど)、やっぱり私は好みです。

あっかんべーしたり、くるくる変わるキトリの表情ばかりついつい目で追ってしまいました。

 

一番注目したのが1幕片手リフトの場面。

1回目、(3回見た公演の内、どの公演の誰よりも)長いキープが決まった後、2回目のリフトではちょっとよろけてすぐに降りちゃったのですが、その時の木村キトリが「あら~短くなっちゃったわ」みたいな、いい表情をしていて、会場も笑っちゃったんですよね。

こんな演技がとっさにでるなんてすごいなぁーと思いました。

 

踊りも、ドルシネアのバリエーションが、ちょっとバロネもシソンヌ・アチチュードもちまっとした移動の少ない踊りだったのが残念でしたが、他はとてもよかった。

3幕パ・ド・ドゥのフェッテでは、1回転部分のタメのあるゆったりさ、扇子を開閉しての3回転織り交ぜ、笑顔で余裕で回り切っていました。

(フェッテの際、この回では白い扇子を使っていました。米沢さんの回の時の扇子、赤だった気がしたけけど…?勘違いかもしれません。)

その後のシェネとピケも超高速でした。

1幕ソロの連続回転も、その他の回転もほとんどタメなく回っている感じに見えましたし、回転系の技はさすが、お手の物ですね。

 

渡邊バジルは、要所の跳躍がすごく高かったのには目を見張りましたが、なんだか不調でしたね。

ソロの踊りは危なげなかったのですが、全体的にちょっと固い感じがしました。

2幕の狂言シーンは本当に死んでしまいそうな深刻さがあって…全体的にもうちょっと遊びが欲しい感じがしました。

 

 

この回のエスパーダは井澤駿さんでしたが、木下のエスパーダより、キメ具合がほどほどというか、適度なのが個人的に良かったです。

白い衣装、似合い過ぎでした。

 

街の踊り子、柴山紗帆は雰囲気も似合っているように思えて良かったのですが、いかんせん、この回はナイフが何本もバラバラ倒れてしまった方が気になってしまいました…。

 

サンチョ・パンサの高橋一輝、この回のトランポリンシーンでは飛んでる間に寝返りのようにぐるぐる回る技を織り込み、会場からも拍手。

 

この回でジュアニッタとピッキリアを踊った廣田さん、横田さんは、上体の付け方が好みでした。

 

 

2幕、この日のカスタネットの踊りを踊った朝枝尚子さんは、オケともリズムぴったりで素晴らしかったです。

夢の場のキューピッドを踊った広瀬さんは全体的に柔らかい踊りで良く、森の女王の細田千晶さんは、前日のカスタネットの踊りとは打って変わって優雅で柔らかい踊りで、これも良かったです。

 

 

3幕、キトリ友人のヴァリエーション、第1を踊った五月女さんは、前日に見た時のキューピッドの踊りより断然似合っていました。

跳躍と回転の多い、彼女の得意なパが多いバリエーションなのだと思うのですが、着地に全く音が無く、ハッキリとした軽やかな踊りでした。

 

 

ラスト、24日ソワレ公演。

castcast

この回、主役2人の芝居がすごく面白くて良かった。

 

小野絢子さんのキトリ、溌剌としていて、予想外に3回見た公演の中では一番キトリにあっていたのではないかと思いました。

豪快な笑顔を見せたり、ツンとした表情を見せたり、2幕の狂言シーンでは大げさにさめざめと泣いたり、ロレンツォに持ち上げられてバタバタしたり、こんなに小野さんって表情くるくる変わったり、にぎやかでしたっけ?

もうよかった芝居が多すぎて書ききれませんが、特に酒場のシーンで、酒をあおり続けていたり、体を小さくして必死に隠れた後、ロレンツォに見つかるシーンも、2度見する感じで「あ、どうも~」みたいなやり取りをする表情や間がとてもよかったです。

 

踊りももちろん素晴らしかったです。

1幕も跳躍の1つ1つでパッと華が咲くようでしたが、特に2幕、ドルシネアのヴァリエーションが抜群でした。

序盤のアチチュード・フェッテ・アラベスク、軽々として1つ1つのポーズで微動だにせず、足先から指先から全て行き届いた可憐、かつ神々しいばかりの素晴らしい踊りでした。

3幕パ・ド・ドゥではパンシェがとっても美しかった。

フェッテでは1回転がゆったりと優雅に、要所で2回転も入れていました。

(小野さんはこの部分、扇子を持ったりはしていませんでしたかね。)

その後のピケは歩幅が広く、すさまじい移動距離でした。

 

福岡雄大さんの気のいいお兄ちゃん風のバジルもとてもよかったです。

芝居で多分、一番笑いを取っていました。

1幕の、ガマーシュの帽子が脱げた頭を見て「禿げてるー」みたいな表情も個人的に良かったのですが、2幕の狂言が傑作でしたね。

客席にシーっとするふりを入れたり、死んだふりの間には小野キトリにキスしたり、手を動かしてみたり、間合いも表情も最高でした。

余裕が、他の回のバジルとは違う感じでしたかね。

 

踊りも、ソロでは3回見た公演の中で一番大技を入れていて、気持ちの良い踊りでした。

1幕ソロの上体そらしが抜群、その他の部分もパとパの間に色々と小技を入れていました。

 

3幕パ・ド・ドゥではアチチュードポーズの小野キトリをぶん回す部分がちょっとうまく決まりませんでしたかね。

片手リフトもグラついてしまってうまく決まらなかったですが、他のフィッシュダイブなどは少しの不安も無く見れました。

 

 

この回、大抵のキャストは一度見た人でしたので、目を引いた部分だけ。

サンチョ・パンサの福田さんは、初日よりもトランポリンシーンでより高く跳んで、更に正座して跳んでたいたりもしていたと思います。

また、この日のメルセデスは益田さんでしたが、布捌きに苦戦していたような気がしました。上体は美しかったですが。

 

あと、この回で、誰だか全くわかりませんが、1幕、キトリに扇子を渡したダンサーが自分の扇子でキトリをパタパタ扇いでいた芝居がリアルで個人的にツボでした。

 

 

 

time tabletimetable

 

個人的なメモとして、キトリの衣装が、1幕赤黒、2幕はキトリでは白黒、ドルシネアはピンク、3幕は赤でした。

 

どの回も東フィル の音楽、明るくてすごく良かったです。生オケ最高でした。

 

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劇場のコロナ対策についてメモ。

入場時の体温測定と手指消毒、来場者カード記入必須(紙で提出)、チケット半券は自分でもぎる、エレベーターはなるべく使わないようにという張り紙、ロビーで食べ物の販売なし、ロビーの机撤去・座席を対面不可な形に設置、トイレのうがい薬設置中止、和式便所閉鎖、便座除菌シート設置、ブラボー禁止、時間差で退場、1階の舞台付近の3列は販売なし、

などなど。

座席は収容率緩和のため、両隣空きでの販売から追加販売され、結構埋まっている感じでした。

 

lobby

 

コロナ対策的には、直近で観たKバレエの方がより安心して見れたように思います。

Kバレエは座席1席おきのままでしたし、これでもかとアナウンスも入れていて、スタッフもかなり目を配ってくれていたのがわかりました。

 

新国立の方が、色々と気にかかる部分が多かったです。

いや、もちろん、観客側の問題でもあると思うのですが…

客席での会話はすごく多かったですし、1席空け販売からの追加販売のため座席をまたで会話している人も。

席でマスクを外している(しかもそのまましゃべっている)人も散見され、スタッフが注意してくださっていた場面も見ましたが、見逃されてしまっている場面も多かったです。

「ブラボー」叫んでいる人がいた回もあり…接触確認アプリを利用している場合のスマホの設定に関してのアナウンスは追加されていましたが、もうちょっと他のアナウンスも追加で入れて下さっても良かったのかな、と…。

あと、トイレの便座除菌シート、2日目に来た時にはカラッカラに乾燥してしまっていました。。。

 

うーん、早く余計なこと考えないで鑑賞ができる環境になってほしいものです…。

 

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※10/31ソワレ公演も観てきたので追加。※

 

キャスト表。

castcast

 

速水渉悟さんの記念すべき主演デビュー公演でした。

いや、本当に初主演なの?ってくらい、実に堂々とした主役っぷりでした。

DAIFUKU.vol6.で彼を観た時に、「絶対にチケット買い足さねば…!」と思っていたので、見れてよかったです。

 

雰囲気としてはイケイケでチャラいヤンキーみたいなバジルだったように思うのですが、踊りが端正で、そのギャップが個人的にツボでした。

バジルとキトリ、見つめあってイチャイチャしてる様がなんかかわいかったですね。

きっと、会場にいる多くの人が「俺の唯!」と思いながら見ていたと思います。

個人的にはもっと「俺の唯!」感あってよかったと思います笑

 

1幕パ・ド・ドゥでは肩に乗せるリフト失敗などヒヤッとした所もあったのですが、片手リフトはとっても長くキープしていましたし、ソロの部分はどこも本当に素晴らしかったです。

1幕から力強い踊りで、2幕酒場のシーンではサラーっと540をかまし、高速の回転では最後に手拍子まで入れる余裕まで。

3幕パ・ド・ドゥでもまたサラーっと540を入れて、跳躍の素晴らしいバネを見せつけていましたし、高速回転し続けて、もう米沢唯さん相手に回転対決みたいな様相で、客席も大盛り上がりでした。

 

小野・福岡を観た後だとちょっと芝居は物足りませんでした。

狂言自殺シーンは頑張ってるなーって感じでしたが、表情がワンパターンに見えて、もうちょっと全体的に変化が欲しい感じでした。

これからに大いに期待です。

 

最後、カーテンコールではみんなお祝いムード。

速水さん、さらっと米沢さんの手を取ってキス、そして幕の前に速水さん一人で登場するシーンもあり、観客も大興奮でした。

(しかし、ヒューヒュー歓声タイムに突入してしまいました。そりゃあ、我慢してましたよね…気持ちは…気持ちはわかるんですが…。)

これから主演を見たいダンサーがまた増えました。

楽しみにしています。

 

2回目の米沢キトリ鑑賞でしたが、この日も相変わらず素晴らしかったです。

3幕のフェッテは相変わらず微塵もブレずに扇子を開いて閉じての3回転を入れていました。

(赤い扇子使っていました。人によって使っている扇子変えているのかしら。)

なんとなく彼女のキトリは無邪気で箱入り娘っぽい感じがしました。

キトリらしいか?というとちょっと疑問ですが、いや、踊りで黙らせるタイプですよね。

 

福田さん演じるサンチョ・パンサは、初っ端ドン・キホーテの机の下に隠れる時はゴローンと転がり込んでいたり、トランポリンシーンは体を抱え込んで1回転いれたり、見るたびに演技もどんどんこなれてきてよかったです。

 

この日も1幕踊り子の部分はさっぱりナイフが刺さらず、あわや踊り子が踏んづけそうになっていてヒヤッとしました。

 

エスパーダは木下さん、実に3回目の鑑賞です。

連日ぶれないクオリティなのがすごいな、と思ったのと、この日の2幕の踊りは見た中で一番良かった気がしました。

こう、キメ過ぎてないくて適度で、色気が見えたような。(私が見慣れたのかもしれませんが…)

 

この日、キューピッドの五月女さんも、何回か見た中では一番良かったな、と思いました。

夢の場の部分では彼女が舞台を引っ張って行っている感じがしました。

 

今回、酒場のシーン、カスタネットの踊りの部分で、それを見ている周りのダンサーがリズムを合わせて机などを叩いていたシーンがあったのですが、これまでもこんなシーンありましたっけ?

見逃していただけかもしれませんが、公演途中に追加されたりしてるんでしょうか…。

 

あとは、3幕、ボレロが先日バジルを演じていた渡邊峻郁さんでしたが、こっちの方が丁寧な踊りが生きていて良かったように思いました。

 

timetable

 

新監督、新シーズン開幕の祝祭的演目としてバッチリでしたね。

何回も素晴らしい公演が見られて、大満足でした!