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ju-hachi

2021/6/18 「カルメン」「スプリング・アンド・フォール」[東京バレエ団] 感想

東京バレエ団の「カルメン」「スプリング・アンド・フォール」を観てきました。

本来ならゴールデンウィーク中にあったはずの公演でしたが、延期となって6月開催となりました。

このはもともとは祝日に公演となっていた日程だったはず?ですが、平日夜に振替となり、チケットの追加販売も無しだったからでしょうか、客席は割と空いていました…

 

キャスト

cast

 

てっきり「カルメン」から上演するものと思っていたら、「スプリング・アンド・フォール」から上演でした。

 

 

「スプリング・アンド・フォール」、とても良かったです。

初見の作品だったのですが、いやー、秋山さんの踊りが非常に良かったです。

第1楽章のソロからドヴォルザークのこの音楽を体現するかのような、非常に柔らかくて滑らかな動き…素晴らしかった~

踊りが端正で、ほれぼれしてしまいます。

 

あと、ソロの多かった沖香菜子さんも良かったです。

彼女は見る度にどんどん踊りが良くなっていっているような気がします。

柔らかく、体全体を使ったとても良い踊りだったと思いました。

パ・ド・ドゥも、秋山さんとは組むことが多い方ですが、音楽にのせて流れるようで、果たして良いものかどうかはわかりませんが、ストーリーの無い踊りなのに、まるで2人の間に何かの物語があるかのように感じました。

 

男性陣の踊りも相変わらずとても良かったです。

「Spring and Fall」は「春と秋」「跳躍と落下」のダブルミーニングらしいですが、特に男性の跳躍が続く部分などは胸のすくようでした。

 

 

さて、ダブルビル2つ目、後半の「カルメン」ですが、うーん、これは正直イマイチでした!

 

踊りは良かったんです。踊りは。

特に、カルメン上野水香さんはさすがのプロポーションで、足の甲がそれはそれは美しくて、椅子にまたがっているシーンの甲の出た足なんか永遠に見ていたいわぁと思うくらい、こういう踊りを踊るにはピッタリのスタイルの持ち主だったと思うのですが…

当日もらったパンフレットに書いてあるような、"媚態の限りを尽くす"みたいなものが一切感じられなかったんですよね。"他人の心を奪う"ような"情熱"といったものが、あまり感じられなかった。

それに、登場人物全員の関係性がとても希薄に見えて、物語が見えてきませんでした。

ホセとカルメンの組み合わせはまだ良かったと思うのですが、カルメンエスカミリオの間には、全く何も見えなかったように感じました…。

その点、運命(牛)の政本さんは、カルメンの影なのかな、というのがよくわかり、難しい踊りだと思うのですが、良かったなぁと思いました。

 

全体的に踊りは決して悪くなかったのですが、物足りない出来でした。

期待が高かっただけにちょっと残念…。

 

 

この日の会場の装飾がとっても素敵で、ついたくさん写真撮っちゃいました。

 

theater