たまたま前を通りかかって知ったお店だったのですが、「エビフライ専門店」なんてものがこの世にあるなんて…!!といたく衝撃を受け、絶対に行こうと思っていたお店です。
同行者が開店時刻に予約をしてくれたので、開店待ちの列で待機しました。
開店時間が近づくと、店員が待機列にやってきて先に予約の確認や事前にメニューなどを渡してくれます。
メニューはもちろんエビフライのみなのですが、エビの種類を選べるのです。
専門店とはなんてすばらしい…!これはいい海老を食べるしかない!
と、迷わず最高級の"楡"を選択しました。
店内は予想外にオシャレで、黒で統一された店内はすべてカウンター席でした。
席数も10席程?非常に少なかったです。
まずはポタージュ状のスープが出されました。
香ばしい海老の風味のある、とても濃いスープでエビフライの期待が高まります。
エビフライを待っている間はシェフが海老を揚げる様子をじっと眺められます。
嘘のように大きな海老たちがバットの中で整列して揚げられるのを待っているのは大変に壮観です。
海老を揚げる段では、まず海老を横に動かし、足だけを油にくぐらせてパリパリに揚げてから海老の身を油に入れているようでした。
足を揚げるとジャッ ジャッという音がします。
客が固唾を飲んでそれを見守っていて…なんだか異様な光景でした…。
そして、ついに、来ました、大迫力の海老!
楡(5,500円+税)
信じられない大きさ!
皿からはみ出ています。
あまりの大きさにどこからナイフを入れればいいのかわかりません。
海老の身は凄まじい弾力でやっとのことで切れました。
身は食べ応え抜群でガツンと海老の味が濃く、甘く、ジャッ ジャッと揚げられていた足や殻部分もパリパリです。
添えられたタルタルソースもおいしく舐めとるように食べました。
個人的には(タルタルソースが好きなので)もう少しソースが欲しいところだったのですが、塩で食べても十分おいしかったです。
セットにはご飯もついてきます。
量は女性でも少な目にしなくても大丈夫そうな、そこそこの量です。
同行者はエビフライがおかずにならなかったらしく、塩をかけてご飯を食べていたようです…
エビフライを夢中で切って食べしていたらふと、周りの客がみんなこぞって同じことをしていることに気がつきました。
みんな一心不乱にエビフライを食べています。
考えてみればこの空間はエビフライをただただ食べるためだけにあるのだな、と思うと、何か無駄に感慨深い気持ちになりました。
ごちそうさまでした。
※2019/11現在、お店は店舗改装中で営業していないようです。
営業再開時は必ず食べに行きたいです。