前編はこちら↓
あらかた館内を探索し終わった後、毎日開催しているという16:00~のキッチンミニツアーに参加してみました。
所要時間はほんの10分程度でしたが、とっても楽しかったです。
なんといっても写真が撮れるのが嬉しい。
ハロウィンが近いためかぼちゃが置いてありました。
プラスチックの置物かと思ったらリアルかぼちゃをくりぬいたものとのこと。びっくり。
レストラン。実におしゃれです。こちらが夕食、朝食とも会場になります。
なかなか食事の際にはゆっくり見づらいこちらの絵も堪能できました。
なんと、本に直接描かれたアート作品です。
近寄ると本感があります。
ロシアの画家の作品とのことですが、本はいろんな国の言語のもの(中にはノートも?)があるようでした。
1冊だけ和書があるとのことです。
近寄るとおーっ、と思います。
こちらもインテリアかと思いきやリアルソーセージが作成中とのこと…
写真は無いですが、キッチンツアーの最後に野草茶を一杯お試しに、ということで出して頂けました。この日は「ススキ」の野草茶を試させてもらいました。ススキと一緒にシナモンがブレンドされているとのこと。おいしかったです。ちゃんと飲み物の味でした(酷い感想ですが…)。
とても楽しいツアーでしたので、ご宿泊の際はぜひ。
キッチンミニツアーの後はお風呂に入ってみたり、本を読んだりお菓子を食べたりゆっくり過ごし、そうこうしているうちにお楽しみの夕食の時間になりました。
夕食は、レストランで佐々木祐治シェフのつくる自然派イタリアンが楽しめます。
夕食は17:30~か、19:00~か、の2部制になっておりました。
基本は調理スペースを囲むカウンター席での食事になるようですが、個室もあり、先着で利用することができるようでした。
こちらのレストラン、ワインや野草茶と食事のマリアージュを楽しむことができるというのが大きな特徴のようなのですが、私は残念ながら飲み物は何もお願いしませんでした。
野草茶よりはワイン飲みたかったんですけど、お酒はすぐ回ってしまうので量が飲めず…いかんせん1人なのでレストランで寝るわけにもいかないので…もちろんお高いというのもありますが…
次回はぜひ挑戦したいです。
お料理1品目、アミューズの、強羅の黒たまごイメージのコロッケと、茄子。
黒たまごの見た目のインパクトが最高です…
黒たまごの中は海鮮系の具でした。
茄子が凄くおいしかったです。
続いて、こちらも茄子のポタージュ。
上に載っているカリカリの茄子の皮がアクセント。濃ゆくておいしい。
一緒に、「二宮町のブーランジェリーヤマシタの天然酵母パン」が出されました。
紫芋のクッペとパンドミ。添えてあるオリーブオイルが柑橘の味がしてとってもおいしかった。
続いてサワラと天然のマイタケ。かかっているのもソースもキノコのソースだったはず。
マイタケもサワラも瑞々しくて、「駿河」というイメージ?がお品書きに書かれていたのですが、とっても「水」を感じるお皿でした。
続いて、ジャンボマッシュルーム。中にサルシッチャが詰められています。白いソースがニンニクのソースとのこと。
サルシッチャが最高に美味。ニンニクは臭くなくて、風味だけが凝縮されているというか、不思議な感じでした。
色鮮やかなラビオローネ。生地はかぼちゃの黄色で、中に卵黄がはいっていました。
(正確な収穫場所をド忘れしてしまったのですが…)日本で取れた黒トリュフをその場でたっぷり削ってくださるというパフォーマンスつき。
お口直しに巨峰のシャーベット、上にヨーグルト味のふわふわっとしたものがかかっています。皿をなめとりたいくらいおいしかったです…
メインは天城軍鶏。皮がパリパリでした。緑色の自家製柚子胡椒がとてもおいしかったです。(けど、これがメインは正直ちょっとがっかりだったかな…)
最後の甘味、これが最高においしかったです…
ジャージー牛乳のクリーミーなプリンのような状態になっているものの上に、ゼリー状の青トマトとシャインマスカットがかかっているのですが、シャインマスカットと青トマトの何とも言えない爽やかな甘みが大変に素晴らしい一皿でした…
食後にはコーヒーまたはハーブティーが飲めて、ハーブティーをチョイス。
一緒にブラウニーが付いてきました。土台が甘味のないカカオで、ケーキに付けて食べると食感も楽しめました。
満腹のお腹を抱え、その後はお風呂や読書を堪能しました。
分厚い本でも集中して一気読みできるのは何とも幸せな時間でした。
翌朝、夜中まで起きていたわりに、興奮しすぎたのか朝早くから目が覚めました。
この日はどうやらいい天気。朝日とともにやっとくっきりと山が見えました。
少しばかり寝てから大浴場のお風呂に行って、露天風呂を堪能し、お部屋に戻ってみると、素晴らしい快晴でした。
前日と打って変わって美しい青空と山々が見られました…
お風呂のお湯に青空が…
この日は部屋のお風呂も景色を見ながら堪能できました。
ちなみに、このお部屋のお風呂、前日チェックインしたての時は浴槽の淵あたりまでかなりお湯が入っていましたが、お湯を足したりせずに翌日にはこのくらい残っている感じ。
フロントに言えばお湯は足してもらえるらしいですが、大分減っているとはいえ、蓋をしておけば一泊であればお湯を足したりしなくても十分でした。
レセプションからの風景も青空が映って様変わり。
朝ご飯を食べるべくレストランへ。
朝食は8:00~か9:00~開始かで選べました。
暖かかったら外で食べたら気持ち良かっただろうな…
野草茶の瓶が置いてありました。
朝食もとっても贅沢でした。
まず最初に出てきたのはにんじんとりんごのすりおろしジュース。(写真は取り忘れ…)
続いてさつまいもとにんじんラぺのサラダと、クヌギ鱒、アランチーノ(ライスコロッケ)と白インゲンとレンコン。鱒がとっても弾力があっておいしかったです。
プチパンと、バターナッツのポタージュ。
キッチン内で調理したてのフレンチトースト。自家製ブルーベリージャムが添えてあります。
無添加のソーセージとエリンギ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツの入ったココット。ローズマリーがかかっていると言っていたかな。
(正直ちょっとお味薄くてお塩が欲しい気持ちに…)
最後は柴田牧場のジャージー牛乳ヨーグルトにナッツとレーズンがかけられたもの。
ヨーグルトは水きりされているタイプでものすごく濃厚でした。
一緒に、ハーブティー、コーヒー、カフェラテから選べる飲み物も提供されます。
ハーブティーを選んだのですが、夕食の時と同じ味のハーブティーでした。
食後に、レストランの入り口付近で朝7:00からやっていた、静岡県掛川の柴田牧場から直送されたジャージー牛の低温殺菌牛乳の無料サービス、「モーニングミルク」のサービスを見かけ、せっかくだからとこの牛乳も頂きました。
(ちなみにチェックイン後から夜までは「夕暮れバー」としてシャンパーニュや地ビールなどが置いてありますが、こちらは有料…)
この牛乳がめちゃくちゃおいしかった!もう、これは牛乳じゃなかったです。濃厚で、もうほぼ生クリームのような感じ。牛乳の概念がひっくり返りました。
私、カフェラテとかココアとか、何か混ざっていれば飲めるんですけど、正直牛乳そのままの味って苦手で…だからこちらの牛乳も手を出すか迷ってたんですが、勇気出して飲んで本当に良かったです。
チェックアウトの11:00まで宿を堪能し、チェックアウト後は再び歩いて強羅駅まで戻りました。
度の最後に強羅の有名店、「田むら銀かつ亭」さんへ。
強羅駅からは徒歩3分です。
こちらも何度も強羅に来ている割には全く来たことのなかったお店です。
お目当てはもちろん豆腐カツです。
贅沢な朝ご飯を食べたばかりですが、更に贅沢な豆腐カツを詰め込んで家に帰ることにします。
入口前に順番待ち用の発券機があるので、着いたらまずはこちらを取るのをお忘れなく。人数と、テーブルかお座席かの希望を選ぶ形で、番号で呼ばれるタイプでした。
さすが人気店、次から次へと人が来ていました…
中に案内され、席についてすぐお目当ての豆腐かつ煮定食を注文。
豆腐かつ煮定食は、1,518円で豆腐かつ煮鍋とご飯、味噌汁、お新香が付くセットです。
注文からお料理が出るまで、実に早かったです。
また店員さんたちがキビキビと動き回っていてなんだか圧倒されました。
豆腐の間にひき肉が入っています。
豆腐かつ煮は優しいお味でした。さすが豆腐がやわらかいのにしっかりしている、という不思議食感でとってもおいしくご飯にあいました。
またお米が絶妙においしく、あれだけの朝ご飯を食べておきながらペロリと平らげました。
満腹になったところで、妙に早起きしてしまったツケがきてしまい、観光するような余裕がなくいそいそと帰路につくことにしました。
ぎりぎりの所で登山鉄道に飛び乗り、お昼すぎにて1泊2日の旅は終了しました。
今回、道中・宿滞在中、合計で実に4冊もの本を読むことができました。
本の一気読みに最適でした。分厚いミステリーをのめり込んで最高に楽しめたなーっと思いました。ページをめくる手をとめなくてよいって最高です。
あと、何かに没頭することってかなりのストレス解消になると思うのですが、読書に集中できる時間、実に良いストレス解消になりました。
食べて、温泉に入って、本を読んでを繰り返す、なんとも贅沢な時間でした…。
頻繁に伺うことがお値段的に難しいのが大変に辛いのですが…ぜひぜひ、また宿泊したいです。
ちなみに、夕食、朝食などの様子などを見る限り、女性一人でいらしている風のお客さん、私を含めて結構な数いらっしゃったと思います。
もちろんカップルやご家族も楽しめる宿かと思いますが、一人、読書や温泉、食事を堪能してストレスデトックスする時間を作るというのも良いのではないでしょうか?