18

18

ju-hachi

2021/6/18 「カルメン」「スプリング・アンド・フォール」[東京バレエ団] 感想

東京バレエ団の「カルメン」「スプリング・アンド・フォール」を観てきました。

本来ならゴールデンウィーク中にあったはずの公演でしたが、延期となって6月開催となりました。

このはもともとは祝日に公演となっていた日程だったはず?ですが、平日夜に振替となり、チケットの追加販売も無しだったからでしょうか、客席は割と空いていました…

 

キャスト

cast

 

てっきり「カルメン」から上演するものと思っていたら、「スプリング・アンド・フォール」から上演でした。

 

 

「スプリング・アンド・フォール」、とても良かったです。

初見の作品だったのですが、いやー、秋山さんの踊りが非常に良かったです。

第1楽章のソロからドヴォルザークのこの音楽を体現するかのような、非常に柔らかくて滑らかな動き…素晴らしかった~

踊りが端正で、ほれぼれしてしまいます。

 

あと、ソロの多かった沖香菜子さんも良かったです。

彼女は見る度にどんどん踊りが良くなっていっているような気がします。

柔らかく、体全体を使ったとても良い踊りだったと思いました。

パ・ド・ドゥも、秋山さんとは組むことが多い方ですが、音楽にのせて流れるようで、果たして良いものかどうかはわかりませんが、ストーリーの無い踊りなのに、まるで2人の間に何かの物語があるかのように感じました。

 

男性陣の踊りも相変わらずとても良かったです。

「Spring and Fall」は「春と秋」「跳躍と落下」のダブルミーニングらしいですが、特に男性の跳躍が続く部分などは胸のすくようでした。

 

 

さて、ダブルビル2つ目、後半の「カルメン」ですが、うーん、これは正直イマイチでした!

 

踊りは良かったんです。踊りは。

特に、カルメン上野水香さんはさすがのプロポーションで、足の甲がそれはそれは美しくて、椅子にまたがっているシーンの甲の出た足なんか永遠に見ていたいわぁと思うくらい、こういう踊りを踊るにはピッタリのスタイルの持ち主だったと思うのですが…

当日もらったパンフレットに書いてあるような、"媚態の限りを尽くす"みたいなものが一切感じられなかったんですよね。"他人の心を奪う"ような"情熱"といったものが、あまり感じられなかった。

それに、登場人物全員の関係性がとても希薄に見えて、物語が見えてきませんでした。

ホセとカルメンの組み合わせはまだ良かったと思うのですが、カルメンエスカミリオの間には、全く何も見えなかったように感じました…。

その点、運命(牛)の政本さんは、カルメンの影なのかな、というのがよくわかり、難しい踊りだと思うのですが、良かったなぁと思いました。

 

全体的に踊りは決して悪くなかったのですが、物足りない出来でした。

期待が高かっただけにちょっと残念…。

 

 

この日の会場の装飾がとっても素敵で、ついたくさん写真撮っちゃいました。

 

theater

 

2021/5 デニーズ "All Beef ハンバーグ&海老フライ~選べるソース"

久しぶりにデニーズに行って海老フライを食べました。

最後に行ったのはもう、何年振りだったかなぁ。

デニーズと言えばパフェ、そして料理はとってもおいしいけれど、高級なイメージです。なかなか入らないファミレスかも。

 

 

今回は、海老フライとハンバーグのメニューがあったので、迷わずそれを選択。

 

menu

 

 

 

セットで頼んだサラダ。

コブサラダにも海老がいました。

さすがデニーズ、サラダもクオリティが高いです…

 

salad

 

All Beef ハンバーグ&海老フライ~選べるソース 1.318円 (税込)

fried shrimp

 

席に運ばれてきてもジュージューバチバチ、油がはねてくるほど熱々でした。

海老フライ、とても良かったです~

決して大きくはないんですが、海老の身はプリプリだし、何より揚げたてで、サクサクなのに油がジュワっと染みるような衣がおいしかったです。

期待以上のクオリティでした。

 

ハンバーグはぎっちりで、さすがall beafという名前だけあるな、といった感じ。

肉汁もたっぷりで、出てきた時はやや小ぶりに見えましたが食べ応えありました。

3種類の中から「黒にんにくと黒たまねぎのソース」を選んだのですが、甘めでおいしかったです。

にんにく味はそこまで気になりませんでした。

 

ごちそうさまでした。

 

2021/6/13 ピーター・ライト版「コッペリア」[スターダンサーズ・バレエ団] 感想

スターダンサーズ・バレエ団のピーター・ライト版のコッペリアを観てきました。

 

そもそも昨年、上演予定だったものがコロナの影響で延期になり、更に2021/3/21に起こったスエズ運河座礁事故で、イギリスからの衣装や舞台装置が予定通りに届かずに、更に延期となってしまったこの公演…

この座礁事故で自分の身近に影響が起きるとは露程も思っていなかったのですが、まさかこんな影響があるとは…

1か月遅れとなったものの、無事に公演が鑑賞でき、一観客としても感激でした。

 

キャスト

 

cast

 

(キャスト表にパリ・オペラ座の契約団員から今年スタダンに入団された東真帆さんのお名前が。)

 

開演前に、総監督の小山久美氏によるプレ・トークでの作品解説がありました。

ちょっとしたメモだけ。

 

・音楽レオ・ドリーブ作曲。『ジゼル』で有名なアダンの弟子。チャイコフスキーはこのコッペリアの曲を参考にバレエ曲を作曲。

・麦の穂の音がすると愛が本当だという言い伝えがあり、そのような場面があるとの解説。

・結婚した人には金貨をあげる習わしがあるという場面の解説。

マズルカ:3拍子でポーランド風の踊り。チャルダッシュハンガリー風の踊り。

・作中のマイムを実演交えて解説。

 

公演の中身ですが、やはり遠路はるばる、トラブルを経てやって来た舞台セットと衣装を見た時は感慨深かったです。紗幕のCoppéliaの文字や質感には感動しました。

きっとバレエ団の方々の感動はひとしおだったことでしょう。

1幕と2幕のセットの美しさ、重厚感、細かいところまで作りこまれているリアルさが特に素晴らしかったと思いました。

2幕の人形達なんて微塵も動きそうに見えなかったのに、動き出した時は感動しましたし、コッペリウス博士の部屋にフランツがきちんと窓から梯子をかけてやってくるのにも、窓の向こう側の景色も見えるのにも感動。

衣装も、本当にどれも素敵でしたが、1幕のマズルカチャルダッシュの踊りの時の、群舞の方々の赤と緑の衣装がとても好きでした。踊ると白い袖が覗いて、すごく美しかったです。

 

スターダンサーズ・バレエ団さんの踊りを見るのは本当に何年ぶりのことか…

とても群舞が良かったです。とても一体感があるような気がしました。

3幕は特に、どの踊りも素晴らしかったと思いました。

 

主役、スワニルダの塩谷綾菜さんの踊りは初めていました。

パリっとした踊りをされる方なんでしょうか。足捌きにキレがあってこの役にピッタリだなぁと思いました。

特に、2幕の人形の踊りの動きが素晴らしかったです。本当にお人形見たいでした。

ただ、それ以外の踊りでも、全てピタっと動きが止まってしまう感じに見えるところはあまり好みではなかったです。

あと、個人的には踊りに表情があまりなかったような気がして、少しもの足りなかったかな、と。

 

フランツの林田さんは、エネルギッシュな踊りでした。

ちょっと踊りが重たい感じがしましたが、演技がとても良かった。

舞台から遠くても非常にわかりやすくて気持ちがよく伝わりました。

 

プティ版コッペリアでは救済もなく孤独に終わるコッペリウス博士、ライト版では、人間になったコッペリアが現われて仲良く去っていくという、博士の夢が叶って幸せで温かいストーリーになっています。

演出1つで雰囲気がまるで違いますね。

直近で公演を(オンラインですが)上演してくれた新国立のプティ版とで見比べられて面白かったです。

 

会場のテアトロ・ジーリオ・ショウワは初めて来ましたが、音大のホールだからでしょうか、音の響きがとても良かったように思いました。(オケはもう少し頑張っていただきたかった…)

ただ、舞台上の足音が目立ちますね…特に群舞ではうるさいと感じてしまうくらいでした。

 

timetable

 

2021/5 モスバーガー "海老カツ オマールソース","海老カツバーガー" 2種食べ比べ

モスバーガーが定期的に出す海老カツ系のバーガーは大体食べているような気がします。

今年は期間限定版と定番メニューのリニューアルで、赤白2色の違うバージョンのソースが楽しめるという触れ込みの海老カツバーガーが登場です。

どちらも食べてみました。

 

 

【期間限定バーガー】海老カツ オマールソース ¥440

hamburger

 

モスバーガーの商品の何がいいって、店内で揚げたてで出してくれるところですよね。

この時もできたて熱々の海老カツを用意してくれました。

 

肝心のソースをちょっと確認。

とろっとしたソースですね。

 

hamburger

 

うーん、もっっっとソースが欲しかったです!

お味は決して悪くないんですけど、全然ソースが足りませんでした。3倍くらい欲しい。

海老を海老で食べてる感がもっと得たかった…

触れ込みにあった"濃厚"さや"リッチ"さもいまいち…あまり感じられず仕舞いでした…

 

海老カツは海老感が感じられて揚げたてサクサクで大満足でしたが、うーん、オマールソースのバーガーは、ちょっと残念…

 

 

別日に海老カツバーガーを食してみました。

 

海老カツバーガー ¥410

hamburger

 

下バンズに塗るアメリカンマスタードをハーフマヨネーズタイプに変更してのリニュールということです。

 

hamburger

 

これは安心の良いお味でした~

レモンの酸味が効いているとタルタルソースに、揚げたての海老カツ。

最高です。

確かに前の商品よりも味の一体感や食べやすさが増したかもしれません。

 

 

赤のオマールソースは少し残念でしたが海老カツのクオリティーの高さは相変わらずでした。

20201/6/22 永久メイさん マリインスキーのファースト・ソリストに昇進

あまりに嬉しかったので記録しておきます。

つい先ほど、mariinskyのinstagramで記事になっていて気が付きました。

 

マリインスキーバレエ団の永久メイさんがファースト・ソリストに昇進されました!

おめでとうございます!

 

この記事を出している時点で既にバレエ団のソリスト紹介ページも更新されていました。

 

SOLOISTS OF THE 238th SEASON

https://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/soloists/

 

dacers

 

いやー、このそうそうたる顔ぶれの中に永久さんが…本当にすごいな…。

 

 

 

BALLET TROUPE

https://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/troupe/

dancers

 

 

 

永久さんは2017年にモナコのプリンセス・グレース・アカデミーを卒業後、マリインスキーバレエ団に研修生として加入、2018年、永久さんが18歳となり、正式入団を果たした際には、コリフェを一階級飛ばして一気にセカンド・ソリストとなっていました。

 

昨日、21日にはオレシャ・ノビコワ(Олеся Новикова)が、ついに、ついにプリンシパルに昇進しておりました。

空いたファースト・ソリストの枠に誰が持ち上がるかしら?と気になっていたのですが…まさか!でした。

いやー、個人的にはイリューシキナかルキナが上がるのかなぁと思っていたのですが…

何て嬉しい誤算。一ファンとして本当に嬉しいです。

 

きっと来シーズンあたりにはいよいよ、眠りのタイトルロールとか、踊ってくれるんじゃないかと期待しています。

 

おめでとうございます!

 

2021/5 福満園 別館 "海老のマヨネーズ","大海老の山椒辛子水煮" 他

用事があり元町に行った帰りに中華街に寄って、久しぶりに中華を食べました。

中華街に行くといつもお店に迷っちゃいますが、今日はどうしてもエビマヨが食べたくて…

店先のメニューで海老マヨがおいしそうだったこちらへ。

 

「福満園 別館」さん。

 

 

お店に入ってから知ったのですが、福満園さんは「黒チャーハン」発祥のお店で有名とのこと。

(海老にしか目がありませんでした…)

 

休日の夜、早めの時間でしたが、店内はガラガラでした…。このご時世ですのでね…。

 

メニュー表紙。

 

menu

 

  

海老ゾーンのメニュー。

中華はホント、海老のメニューがいっぱいなのがいいですよね~

 

menu

 

とにかく海老マヨを食べることだけは決定です。

いいお値段ですけどそんなこと気にしません。

 

menu

 

他にも同行者が食べたがった、辛そうな海老なども頼んでみました。

海鮮を煮たものを食べてみたかったようですね。

 

menu

 

海老マヨ。

残念ですがちょっと冷たかった…。

海老の量も十分でしたし、ソースたっぷりでおいしかったんですけど、できたらもうちょっと温かかったらよかったです…。

 

shrimp

 

大海老の山椒辛子水煮。

いやー、乗っかっている唐辛子の量、今写真見てもすごい量ですよね…。

山椒もたっぷりで、食べていくうちに辛さが増して感じられるような、じわじわとした刺激でした。

白いご飯をかき込みたい味でした。

 

shrimp

 

きくらげや、もやし、ニラなどが入っていたと思います。

海老もこれでもかと入っています。プリプリでした。

海老の切り方が面白かったです。くるっとしていました。

 

shrimp

 

他にも卵と海老の炒め物を食べました。

海老が大きくて卵もふわふわ!大満足でした。

比較的優しいお味でした。

 

shrimp

 

さて、もうだいぶおなか一杯だったのにとどめで黒チャーハンまで頂いてしまいました。

黒チャーハンは、中国産のたまり醤油を使っているのが大きな違いのようです。

なんでしょう、醤油よりは納豆のような、発酵した調味料の味を感じました。

今まで食べたことのない後をひく味。

米粒が小さめでパラッパラ、とてもおいしかったです。

 

fried rice

 

大満足、というか、調子に乗って明らかに食べ過ぎてしまいました。

他にも食べたい海老がたくさんあるので、また食べに来たいですね。

 

tabelog.com

2021/6/5・6・12 ライモンダ[新国立劇場バレエ団] 感想

待ちに待った新国立劇場バレエ団の生公演でした。

緊急事態宣言延長に伴い、チケットも5月末日で50%以上座席が埋まっている公演については販売停止ということで、ほとんどの公演は6月以降取ることができなくなりました。(と言っても、5日と6日はほぼ満席状態でしたが。)

5月中に慌ててチケットを買いたせましたが、気づいて良かった。。

 

今回の公演も、本当に素晴らしかったです。

少しでも多くの人に見られるべきだったと思いました。チケット販売停止が本当に惜しい。。。

新国バレエ団は、こういうクラシックな演目はもう本当にピッタリですね。

脇のダンサー隅々まで行き届いた、素晴らしいハイクオリティの踊りの数々…すごいものをみてしまいました。

 

牧阿佐美版のライモンダ、衣装やセットが非常に美しかったです。

踊り自体はほとんどプティパ版と変わらず。

特に3幕の星空の下のような背景セットは秀逸でした。

十字の巨大な旗がとても印象的なプロローグよって、物語が非常に分かりやすくなっていました。

唯一、ジャン・ド・ブリエンヌの肖像画だけ、もう少しなんとかならなかったのかなぁと…もうちょっと、絵の中の彼、かっこよくても良くない…?

それと、私の視力の問題だと思うのですが、紗幕の絵が一体どういう場面なのか3度見てもさっぱりわからなかったです。どうやら、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』がモチーフらしいです。

『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』中世フランス王国の王族ベリー公ジャン1世が作らせた装飾写本(Wikipedia引用)

 

あと、牧版のアブデラクマン、悪役然とした描き方でないのが好きでした。

キリスト教圏のお姫様のライモンダに熱烈に恋しちゃったイスラム教圏の男、アブデラクマン……ロミ・ジュリじゃないですけど、叶わない恋に燃える彼が個人的にツボ…。

(熱いアプローチ受けてジャンにちゃんと一途でいるのが、ライモンダの良いところなんでしょうけど。)

アブデラクマンのテーマ曲(?)の中東っぽい旋律も好き。

しかし、キャスト表ではアブデラ”ク”マンになっていたけどアブデラ”フ”マンではないか?と思いました。ロシア語の表記でもАбдерахманのようだし…

 

ライモンダは、作中に登場する数多のヴァリエーションはほとんど知っているものの、全幕を生で見るのは初めてでした。

牧版ライモンダではいろいろとマイルドな表現になっているものの、上演するバレエ団が少数らしいのもうなずける内容かな、と改めて思いました。

音楽もヴァリエーションも、大好きだから、誰か音楽そのままに作り直したりしてくれないだろうか。

※主要人物のアブデラクマンは"サラセン人":中世ヨーロッパ世界でイスラム教徒を指した言葉(Wikipedia引用)

 

 

3幕の結婚式は"ハンガリー風の結婚式"ですが、ハンガリーの踊りを知っている知人から、ハンガリーの踊りは手やら自分の腿やらを叩くらしいと聞きました。チャルダッシュやライモンダの手を叩くヴァリエーションも、そういう要素が踊りに取り入れられているんでしょうかね。

この、手を叩くライモンダのヴァリエーションが、結婚式の踊りの割に物悲しい曲だなぁ、と思っていたのですが、今回全幕を観て、そりゃ、結婚前に自分のために1人人間が亡くなっているから、愉快な音楽で踊ってはいられないか…と思いました。

でも、自分の結婚式にずーっとパドブレし続けるのは実に大変そう。

 

 

6月5日のキャスト

casts

 

 

 

学校団体の鑑賞日ということをすっかり忘れてチケットを買いたした日。

この貴重な演目を鑑賞できるなんて、都会の子はなんて恵まれているんだろうと、うらやましく思いました。

でも…若いうちからバレエなどの芸術に触れるのはもちろん非常に良いことだと思うのですが…おふざけでずっと拍手をしまくって遊ぶのは勘弁してほしかった…

上演中は比較的静かに鑑賞していらっしゃったものの、残念でした…。

でも、ライモンダってバレエ初心者に向かない演目だと思うので、学生さんには辛かったでしょう。

回転、跳躍、リフトなどで大技もほとんどないし、ストーリー展開も凝ったものでもないし、絶対に大半は1幕の夢の場で寝るだろうなぁ、と思っていたらやっぱり幕間で寝落ちた話をしている子たちがいました。

この、主に繊細な足捌きを見る踊りの良さは、わかりづらかろう…

この前のコッペリアの方が、きっと学生さんたちが観るには良かったのかもなぁ、と思いました。

それでも、彼らにはぜひこの至高のライモンダを観たという貴重な経験をぜひ大切にして頂きたい所ですね…

 

米沢さんと福岡さんの組み合わせは、個人的に、ドン・キの3幕を観てみたいと常々思っていた組み合わせなのです。

ライモンダはどうかと思っていましたが、もう素晴らしかったです。もっとこの組み合わせでの踊りを観てみたいです。

2人とも踊りがダイナミックで、あらゆるパの、リフトのすさまじい安定感、その風格たるや、まさに王者と言った感じ。

特に米沢さんの神々しさは筆舌に尽くし難い。特に2幕のヴァリエーション、よくもあんなスローテンポで踊れるなぁと感動しました。この1年で、一人だけ踊りのレベルが上がりすぎているような感じです。すごい。

 

中家さんのアブデラクマンも良かったです。

長いマントをたなびかせて登場するのがかっこよすぎました。

長身が映えて、中家さんと福岡さんの決闘シーンはすごく見ごたえありました。

 

あとは、クレメンスの細田さんの踊りが優雅で実に良かったです。腕と背中の柔らかな動きが、この役どころの踊りに本当にピッタリでした。

飯野さんの3幕ヴァリエーションも素敵でした。この方、個人的に最近注目しています。

あと、3幕の男性のパ・ド・カトル!こんなにダンサーの容姿の揃った、1人1人のレベルの高いパ・ド・カトルを日本で見られるなんてもう奇跡!と思いました。

 

惜しむらくはサラセン人の踊りの部分がきれいにまとまり過ぎる感じだったかな、という所でしょうか。

もうちょっと力強さでも、異国っぽい感じでも、他の踊りと違いが出るとメリハリがついてより良いように思いました。

渡辺与布さんは、こういう踊りがお得意でとてもいいですよね…素敵でした。

(お名前がわからないのですが、サラセン人の踊りの部分、後ろの階段あたりでサラセン人側のガヤガヤしている方の演技がうまいなーと思いました。どなただったんだろう…)

 

casts

 

小野さんがこの日だけしか出演されないので、あっという間にチケットが売れてしまった日だったです。

小野さんと奥村さんの組み合わせもよかったです。このお2人、アラベスクがとってもきれいだと思うんですよね。1幕のパ・ド・ドゥで2人そろってアラベスクするシーンの所は惚れ惚れしてしまいました。

小野さんは、個人的には1幕のヴェールのヴァリエーションが良かったのですが、3幕のヴァリエーションの時に、観客側がみんな息止めてる?っと思うくらい集中して小野さんの踊りに見入っていて、舞台のダンサーと観客とが生み出すピーンと張り詰めたような…あんな空気を生み出せる人なんだなということに感動しました。

劇場のこの空気って素晴らしい、と改めて思ったり。

 

メイン以外のキャストは初日と変わらず、この日も素晴らしかったです。

この日は、初日よりアブデラクマンの日焼け具合が抑え目な気がしました。

個人的なメモとしては、珍しく1幕群舞で動き出しのミスがあったのと、3幕ジャンのソロでオケが吹き間違えてた気がした。

 

12日のキャスト。

cast

出演者に変更有。

cast

 

どうしても木村優里さんが見たくてチケット取った日だったけど、速水さんのアブデラクマンも見れたので、本当に取ってよかった。

 

全体的にはセカンドキャスト感が否めない感じで、要所の群舞すら、どこが爪が甘かったです。(多分、ファーストキャストの出来が良すぎた。)

 

何といってもこの日は個人的にアブデラクマンが見れて良かった日になりました。

中家さんに比べると、ダークオーラや威厳みたいなものが無くて、良きリーダーと言った感じ。アブデラクマン的かと言われると、うーん…さながら若頭…まぁ、コンラッドかランケデムかな?って雰囲気ではあったんですけど、でも、彼のアブデラクマン、ずーっと、ずーっっとライモンダを見つめていて、サポートはしてもヘンリエッタとクレメンスに目もくれずにいたり、なんか、めちゃくちゃ可愛かったんですよね。応援したくなってしまいました。

演技もよかったです。表情が印象的で、ライモンダへの激しくて熱い執着が感じられました。

踊りは言わずもがな、ダイナミックで安定感さえ感じられて、この日のライモンダは彼のアブデラクマンについて行ってもおかしくなかったと思ったり。(あまりに見た目が武闘派で、正直、決闘でジャンに負けるとは到底思えないアブデラクマンでした…。)

カーテンコールでも彼への拍手は盛大で、観客の期待が大いに感じられましたし、もう、何でもいいから彼に早くたくさん主役踊らせてあげて欲しい。

 

木村&井澤ペアは真に美男美女で、舞台で2人が並ぶと眩しかったです…。

木村さんは1幕の登場シーンのアチチュードが特に良かったと思いました。足が美しくてアラベスクなどのポーズが映えるなぁと思いました。あと、1幕のヴェールのヴァリエーションの音楽も非常にスローテンポだったけれど、安定していました。ただ、この日はポアントの音がコツコツしていたのがかなり気になりました。2幕のヴァリエーションの、連続シャンジュマンの所が特に。

井澤さんのジャンも王子様感がとても良かったです。2幕のライモンダを助けに登場するシーンなんか、マントも似合っていてまさに王子様!って感じでした。

あと、彼のジャンが一番、ライモンダへの愛が感じられました。

踊りも、3幕のジャンのヴァリエーションがとてもよかったです。

 

ヘンリエッタとクレメンスの五月女さんと廣川さん、想像していたよりも雰囲気にピッタリ合っていて良かったです。特に、やっぱり五月女さんは踊りが小気味よくて素晴らしかった。

ベランジェとベルナールの浜崎さんと中島さんは、あまりお顔で認識したことの無い方でしたが、浜崎さんはモデルみたいなきれいな方でした。スタイルも抜群。でも、踊りはつま先がちょっと甘かった。これからに期待。中島さんはスタイルも良くて、とてもきれいな踊りをされる方でした。今後はぜひ注目したい。

ワルツファンタジアの第1ヴァリエーションの渡辺さん、足が長くて個人的にはこのヴァリエーションのイメージにピッタリでした。(ただ、五月女さんがこのヴァリエーションを踊っていた時は曲のテンポがずっと遅くて…それを難なく踊っていた五月女さんの足の、テクニックの強さを改めて感じました。)

サラセン人の益田さん、ちょっとよろけてしまったシーンもありましたけど、動きが非常に滑らかでよかったです。足捌きも良かった。

スペイン人の寺田さん、木下さんも良かったです。リフトがすごく勢いがあって、こういうキャラクターダンス系の木下さんの踊りはいつも大変良い。

 

この日のオケが聞いた中で一番良かったと思いました。夢の場のライモンダのヴァイオリンのソロが最高に美しかったです…。

 

 

今回の公演で忘れてはいけないのが久々に戻って来たバクラン氏の指揮でしょう。

アレクサンドル・グラズノフの音楽が、バクラン氏のダンサー顔負けで踊っているような指揮で更にキラキラとしていて素晴らしく、感動もひとしおでした。

カーテンコールで一番の拍手を浴びていたのもバクラン氏とオーケストラでした。

素晴らしいオケと素晴らしいダンサーたち、本当に本当に、このご時世で非常に元気をもらえる、素晴らしい舞台でした。

 

timetable