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ju-hachi

2021/8/20 1第16回世界バレエフェスティバル<Bプロ> 感想

先週のAプロに続き、Bプロを鑑賞しました。

Bプロはコンテンポラリーな作品が多くて、Aプロよりより一層面白かったです。

 

キャスト

casts

 

「グラン・パ・クラシック」

振付:ヴィクトル・グゾフスキー 
音楽:フランソワ・オーベール 

菅井円加、ダニール・シムキン

 

2人ともかっこよくてキレキレのグラン・パ・クラシックでした。特に菅井さんの踊りのクリーンさがとても良かったです。どこまでも伸びていってしまいそうな手足、身体能力が一層際立って見えたような気がしました。あと、背中の筋肉が凄くて、そこもついつい注目してしまいました。ダニール・シムキンも、跳躍からピタっと地面に吸い付くように止まる感じがたまりませんでした。お衣装が黒のキラキラしたものでそれも素敵でした。


「スティル・オブ・キング」

振付:ヨルマ・エロ 
音楽:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 

マルセロ・ゴメス

 

すごくよかったです。どこかコミカルなような表情と動きで、動きの動と静、パーツごとの動き、要所要所でピタっと決まるポーズ…見惚れました。一つ一つの筋肉の筋が見えるような、"完成されている"と感じてしまうような凄まじい肉体が生み出す、まるで何か違う生き物のような気さえしてきてしまうような、滑らかでどこか優雅にさえ感じる動き…魅入ってしまいました。


「トゥー・ルームズ」

振付:イリヤ・ジヴォイ 
音楽:マックス・リヒター 

マリーヤ・アレクサンドロワ、ヴラディスラフ・ ラントラートフ

 

ロシア組こそコンテンポラリーを踊るとめちゃくちゃに映えると思います。人間の身体能力の限界を見るような、こういう演目がこの2人で見ることができてすごく良かったです。舞台上に照明で2つの四角いスペースが映し出され、それぞれにダンサーが。その四角形の中でそれぞれ踊る2人。その内、その四角形は一つになってパ・ド・ドゥになります。そのうち、背景に何か文字のような映像が映し出されるのですが、ダンサーがまるでその背景の一部のように見えて、映像効果と合わさった動きがなんだか面白かったと思いました。


白鳥の湖」より 黒鳥のパ・ド・ドゥ   

振付:マリウス・プティパ  
音楽:ピョートル・チャイコフスキー

エリサ・バデネス、ワディム・ムンタギロフ

 

うーん、イマイチでした…。2人の目指す王子と黒鳥がなんとなくずれてるというか…。ワディムはもっと上品な王子が合うと思うんですが、エリサ・バデネスのぴちぴち元気いっぱいな感じの、奔放な姫の黒鳥というようなイメージにワディムが沿ってきた(しかし沿いきれてはいないような)感じで、それがイマイチ。ワディム・ムンタギロフのサポートは良かったし、踊りは良かったのですが…。


追悼 カルラ・フラッチパトリック・デュポン(映像)

 

てっきりAプロと同じ映像が流れるの思っていたら、違う映像でした。カルラ・フラッチは「シェヘラザード」のゾベイダと「レ・シルフィード」の映像だったと思います。ゾベイダも良かったんですけど、やっぱりシルフィードのなんとも言えない軽さが素晴らしかったです。

パトリック・デュポンはゲオルグ・ヤングとの「サロメ」だったと思います。

こちらもAプロと同様、映像終了後は会場からは拍手が。


「ジュエルズ」より "ダイヤモンド"

振付:ジョージ・バランシン 
音楽:ピョートル・チャイコフスキー 

オリガ・スミルノワ、ウラジーミル・シクリャローフ

 

いやー、良かったです。やっぱりこの2人は相性がいいのかも。この演目の女性は、手が長いと踊りが非常に映えると思うのですが、スミルノワの手の動きが凄く美しくて良かったです。パリ・オペ組の「ダイヤモンド」と比べると、より高貴さを感じるような気がして、大分印象が違いました。衣装も、パリ・オペ組よりキラキラ度抑え目。


「3つのプレリュード」

振付:ベン・スティーヴンソン 
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ

アマンディーヌ・アルビッソン、マチュー・ガニオ

 

良かったです。タイトルで想像していたものよりは静かで、暗い舞台の中で踊られる演目でした。踊られた3種類の踊りのなかでは1番最初の、バーレッスンのような風景での踊りが一番良かったです。バー越しに、まるでレッスン風景のように踊る2人、バーを越えてリフト、バーの上に乗っかったりといった振り付けでした。2人ともとてもラインが美しくて見とれました。アマンディーヌ・アルビッソンは、どちらかというと古典よりもこういう演目の方がより良いような気がします。


「海賊」

振付:マリウス・プティパ 
音楽:リッカルド・ドリゴ 

オニール八菜、マチアス・エイマン

 

そりゃあ悪くはないだろうけど、なんでマチアス・エイマンが海賊…?と思っていたのですが、想像以上に良かったです。むしろこんな機会でもなければ彼の海賊のアリなんて見られなかったかもしれませんから、逆にラッキーだったかも。ア・ラ・スゴンドターンなどの技巧も素晴らしかったですし、とってもエレガントで、Aプロのキム・キミンのアリとはまた違った素晴らしさで、見ることができて本当に良かったと思いました。

この日のオニール八菜さんはかなり不調で、踏みはずしたり回転崩れてしまったりしていました。ケガしてなくてよかったです。バランセはとても優雅で見惚れました。

衣装の色が濃い目の青?あまり見かけないような色で、パリ・オペだとこうなるのかぁ、と思ったりしました。


「椅子」

振付:モーリス・ベジャール(ウージェーヌ・イヨネスコに基づく) 
音楽:リヒャルト・ワーグナー

アレッサンドラ・フェリ、ジル・ロマン


たくさんの椅子が舞台上に置かれ、天井からもつるされている中、セリフを、ほとんど叫ぶような形で言いながら、歩き周り、椅子を並べたりするジル・ロマン。椅子を引きずって出てきて、縮こまったり、まるで子供のようにも見えるアレッサンドラ・フェリ…。95歳の老人と94歳の老婦人という設定らしく、しゃべっているセリフの翻訳まで配布されたものの、なかなか抽象的で…。結局、どんな筋なんだかよくわからなかったのですが、何故だか目が離せず、印象に残りました。年老いて、老婦人は記憶を失っていっており、老人の方はずっと寄り添って、目に見えない訪れる客に向かって人生を振り返っているような感じかなぁ…と、勝手に思って観ていました。4部あるBプロの中の1部をまるまる使って上演された大作でした。


ロミオとジュリエット」より 第3幕のパ・ド・ドゥ

振付:ルドルフ・ヌレエフ 
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン

 

ヌレエフ版は本当に忙しない振り付けというか、ステップが鬼だし、床は使うし、踊るのが大変だと思うのですが、この2人、さすが息がぴったりですごく良かったです。Aプロの「オネーギン」がこの2人で見れなかったのが、より一層残念に思える程、息が止まるような、切なくなるような熱演でした。


「シャル・ウィ・ダンス?」より "アイ・ガット・リズム"

振付:ジョン・ノイマイヤー 
音楽:ジョージ・ガーシュウィン

菅井円加、アレクサンドル・トルーシュ

 

男女2人ともシルクハットで燕尾服、バレエよりもさながらミュージカルを見ているような踊り。2人とも楽しそうに笑顔で踊っていて、みていてこちらもウキウキとしてしまうような演目でした。菅井さんの踊りはもう何度も見ているはずなのに、何度だって感動してしまいます。軽やかでキレがあって、アレクサンドル・トルーシュとピッタリのユニゾン部分が素晴らしかったです。


「悪夢」 

振付:マルコ・ゲッケ 
音楽:キース・ジャレットレディー・ガガ

エリサ・バデネス、フリーデマン・フォーゲル

 

Aプロの「オネーギン」よりとても良かったです。コンテンポラリーの方がより"らしい"踊りの感じに見えました。最初の、丸い照明の中で一人踊るフリーデマン・フォーゲルの肉体がとても、とても美しくてとても印象的でした。マッチを付けては消し、を繰り返す部分があったと思うのですが、あまり演目の筋や意味としては分からず…しかし、見ていてとても面白かったです。


ドン・キホーテ

振付:マリウス・プティパ 
音楽:レオン・ミンクス 

エカテリーナ・クリサノワ、キム・キミン

 

世界バレエフェスと言えば、という演目。ラストに相応しい素晴らしいパフォーマンスでした。

クリサノワがとても良かったです。背中と腕の一体感があって、すごく美しかったと思いました。さらーっとなんでもない顔で、超絶細かいパドブレを入れて、早い足捌きも優雅で、フェッテは2回転を入れていたし、素晴らしかったです。キム・キミンはAプロに続きダイナミックな跳躍で会場をわかせまくっていました。アリよりはバジルを踊っている時の方がマリインスキーらしさを感じられる踊りをしていたような気がしました。

 

ラストは今回も花火のプロジェクションマッピングでした。

見れて良かったです。そして、良かったのですが…やっぱり、世の中の情勢を考えると心の底から盛り上がったり、楽しい気持ちにはなれなかったのが非常に残念でした。

また3年後は、マスクもなく、心置きなくバレエを純粋に楽しめるような環境になっていることを、心から祈ります。

 

 

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2021/8/14 第16回世界バレエフェスティバル<Aプロ> 感想

この公演のチケットは、公演は延期か中止か…とにかく、今年の上演は無いだろうなと思いながら取った記憶があります。

まさか、まさか本当にちゃんと上演されるとは思いませんでした。

この状況でこのような公演が見られるなんて、まさに奇跡だと思います。公演主催者の方々は、大変苦労されたことでしょう…。本当に、ありがとうございます。

しかし、見れて良かったという気持ちはもちろんあるのですが、正直な所、複雑な気持ちです。感染状況が最悪の中、観客が集まること、海外から多数のトップダンサーたちを招致するという危険性、チケットも販売制限で見れなかった方も多かったことでしょう…。何も考えずに、あらゆる人が公演を存分に楽しめる状況が早く来ると良いのですが…。

 

キャスト

cast

 

 

「ゼンツァーノの花祭り

振付:オーギュスト・ブルノンヴィル 
音楽:エドヴァルド・ヘルステッド 

オニール八菜、マチアス・エイマン

 

公演幕開けを飾る清々しい作品でした。鑑賞前は、特にマチアス・エイマンが踊るのにもう少し良い演目選択がなかったものか、と思っていたのですが、予想していたよりはとても良かったように思いました。

マチアス・エイマンが本当に素晴らしかったです。足捌きが目にくっきりと映るようなクリアさで、上げた足が少しもぶれない…。この人の跳躍は一体どうなっているのだろうか。力みがなく、浮き上がるような跳躍を見ていると泣きそうになりました。あと3倍くらい彼のソロを見ていたかったです。

オニール・八菜は、前回踊りを見た時はジゼルのミルタでしたが、今回の演目ではとても軽やかで別人のようだなぁと思いました。


ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ

振付:レオニード・ラヴロフスキー 
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ 

オリガ・スミルノワ、ウラジーミル・シクリャローフ

 

ラヴロフスキー版の、他の版に比べると比較的ゆったりとした踊り。カンパニーは違う2人の組み合わせですけど、あまり違和感がなく、意外に踊りの相性が良いような気がしました。シクリャローフがチャーミングで跳躍がとてもダイナミックでした。スミルノワはシクリャローフとペアになるにはちょっと大人っぽいジュリエットだったけれど、とても可愛かったです。2人とも表現力が素晴らしく、表情も良く、盛り上がりました。


「パーシスタント・パースウェイジョン」

振付:ジョン・ノイマイヤー 
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

菅井円加、アレクサンドル・トルーシュ

 

菅井さんの存在感が凄かったです。この夏既に2回目の菅井さんの踊りですが、しなやかな動作の踊りは何度見ても驚きます。トルーシュもそうですが、1つ1つの動作を、それをするのが自然、みたいな涼しい顔でやってのけるんですが、とんでもない動きなんですよね…。ノイマイヤーの新作、とても見ごたえがあって面白かったです。


「オネーギン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ

振付:ジョン・クランコ 
音楽:ピョートル・チャイコフスキー

ドロテ・ジルベール、フリーデマン・フォーゲル

 

ユーゴ・マルシャンが入国制限のためAプロに間に合わず、ドロテ・ジルベールとフリーデマン・フォーゲルが踊ることになった、という、こんなのハプニングとガラ公演でもなければ誕生しなかったかもしれないペアのような…。2人ともきっと大変な思いをしたでしょう…。

「鏡のパ・ド・ドゥ」は、凄く難しいリフトばかりで、2人とも踊りとしてはもちろんきっちりこなしていたのですが、若干ひやっとする場面もあったり、ただでさえ物語の抜粋だというのに内容に集中しにくかったです。実に残念でした…。

何度もDVDで見た、フリーデマンが鏡から消えていく様を生で見れたのは個人的にはラッキーでした。

 

追悼 カルラ・フラッチパトリック・デュポン(映像)

 

過去のバレエフェス出演時の貴重な映像が流れました。カルラ・フラッチは「ラ・シルフィード」の映像で、まさに妖精といった軽やかさ。腕のなんとも言えない柔らかな動きがとても素晴らしかったです。

パトリック・デュポンは「白鳥の湖」の道化と「ドン・キホーテ」のバジルの映像で、超絶技巧に加え、見た人がみんな元気になるような溌剌としたパフォーマンスで、映像終わりには会場の観客みんな拍手していました。


白鳥の湖」より 第1幕のソロ

振付:パトリス・バール 
音楽:ピョートル・チャイコフスキー 

ダニール・シムキン

 

良かったです。この顔ぶれの公演で王子のソロを持ってくるとはすごい、と思っていたのですが、跳躍からの着地が微塵もぶれる様子がなく、ターンからのポーズがクリーンすぎてため息でした。フェッテ・アラベスクも美しすぎました。


「ジュエルズ」より "ダイヤモンド"

振付:ジョージ・バランシン 
音楽:ピョートル・チャイコフスキー 

アマンディーヌ・アルビッソン、マチュー・ガニオ

 

キラキラの衣装の2人が踊りもずっと眩しかったです。アマンディーヌ・アルビッソンが一足一足踏んでいくアンディオールにした足が素晴らしくて、それを見ているだけで満足しました。マチュー・ガニオにはこのパ・ド・ドゥはほとんど見せ場の無い踊りでちょっと残念に思ったのですが、サポートをしているだけでもとても美しくみえました。なんとなく温かみのある踊り見たような。Bプロのロシア組のダイヤモンドを見るのがより一層楽しみになりました。


「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ

振付:ケネス・マクミラン 
音楽:ジュール・マスネ

金子扶生、ワディム・ムンタギロフ

 

「寝室のパ・ド・ドゥ」。良かったです。さすがロイヤルというか、抜粋なのに物語の重厚さを感じるというか、すぐに引き込まれてしまう説得力のある演技だなぁと思いました。ただ、金子さんは、想像よりは数倍よかったのですが、ワディム・ムンタギロフのデ・グリューが理想のデ・グリューすぎるので、釣り合っていなかった感じが若干しました。この2人ならもうちょっと違う、クラシックな演目でも良かったんじゃないかなぁ。


「ル・パルク」

振付:アンジュラン・プレルジョカージュ 
音楽:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト

アレッサンドラ・フェリ、マルセロ・ゴメス

 

アレッサンドラ・フェリ、随分小柄で驚きました。なんだかあまり印象には残りませんでした。マルセロ・ゴメスがもっと活きる演目が見たかったような気がしました。


「海賊」

振付:マリウス・プティパ 
音楽:リッカルド・ドリゴ 

エカテリーナ・クリサノワ、キム・キミン

 

ガラではお馴染み、といったこの演目。キム・キミンのパフォーマンスに会場がわいていました。とにかくすごいなぁーっと見ていました。またカンパニーの違う組み合わせでしたが、しかし、こうやってボリショイのダンサーと組み合わせってみると、キム・キミンはマリインスキーのダンサーっぽく見えないような気がしました。もともと、個人的にはなんとなくボリショイっぽい雰囲気を感じていたのですが、より一層。クリサノワは優雅で、特に肘から手先の動きがとても美しかったです。2人ともさすがのパフォーマンスでした。

 

「スワン・ソング」

振付:ジョルジオ・マディア 
音楽:モーリス・ベジャールの声、ヨハン・セバスティアン・バッハ

ジル・ロマン

 

ジル・ロマンが、薄暗いステージ上に登場し、彼の身振りに合わせて光が動いていくという作品。言葉の洪水のような風景や、人型の影が現われたり、光が星空のようになったり、ラストは呼気のような表現…?ちょっとイマイチ意図がわかっていないのですが、見ていてなんだか悲しいような切ないような気持ちになりました。


「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ

振付:ジョン・クランコ 
音楽:ピョートル・チャイコフスキー

エリサ・バデネス、フリーデマン・フォーゲル

 

シュトゥットガルトプリンシパル2人が踊るオネーギン、で予想をしていた程、2人の間に突き動かされるような感情が見られなかったのがちょっと残念でしたが、いや、良かったです。ちょっと泣いちゃいました。フリーデマン・フォーゲルは、DVDを何度も見たせいか、自分の中で割と理想のオネーギンになってしまっているのだと思います。なので、彼を見られたのが良かったです。エリサ・バデネスは個人的にあまり好きなタイプのダンサーでなくて、ちょっと違う組み合わせで見たかったかもしれません。


「瀕死の白鳥」

振付:ミハイル・フォーキン 
音楽:カミーユサン=サーンス

スヴェトラーナ・ザハロワ

 

急遽参加になったザハロワ。この夏、この状況で2回も彼女の「瀕死の白鳥」を見られるとは。前回前橋で見た時は震えるほどステージに近い席で、超至近距離でザハロワ様を見ていたのですが、今回は引きで鑑賞。遠目に見て、より一層彼女の造形が美しさの塊だと感じました。感想は、前橋で見た時とほぼ変わらず、良いパフォーマンス、というか、この場にこの造形で存在していることがもうこの人に関しては凄いことなんだな、と。


「ライモンダ」 

振付:マリウス・プティパ 
音楽:アレクサンドル・グラズノフ 

マリーヤ・アレクサンドロワ、ヴラディスラフ・ ラントラートフ

 

ラントラートフのジャン・ド・ブリエンヌ、長いマントで登場していてとてもかっこよかった。ソロは、個人的にはマリインスキーの曲の方が好きなのですが、いやー、良かったですね。アレクサンドロワのソロは、音をならさない踊り方でした。2人ともAプロのラストにふさわしく、非常に素晴らしいパフォーマンスでした。Aプロは総じてロシア組が非常に良かったですね。

 

ラストは会場中を使用して花火のプロジェクションマッピングが映し出されて、ダンサーたちも花火を見上げていました。しばらく花火大会もやってませんからね…

なんだかとてもよかったなぁ、という気持ちもあれば、なんとなくさみしい気持ちにもなりました。

 

会場の様子。

 

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ユーゴ・マルシャン…実に残念でした…。

 

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2021/8 洋食や 三代目 たいめいけん "オムライス&有頭海老フライ"

前々から気になっていた、「洋食や 三代目 たいめいけん」さんに行ってきました。

オムライスが有名なお店のイメージです。

 

世間一般的に洋食と言えばオムライスとかハンバーグでしょうか?

私が真っ先に想像するのはやっぱり海老フライかも。

 

ということで(?)、オムライスも海老フライも同時に食べれるメニューを注文。

 

menu

 

オムライス&有頭海老フライ¥1,850(税込)

food

 

海老もオムライスも大迫力!

オムライスが海老の抱き枕のよう…

 

ソースは、ケチャップ・デミグラス・トマトの3種類あり、今回はデミグラスソースをチョイス。

 

shrimp

 

有頭の海老フライ、身の弾力があり、歯ごたえたっぷり、食べ応えたっぷりでした。

衣はちょっとはがれやすかったですが、おいしかったです。

もしかして包丁を入れたり下処理がされていたのか、頭から身が取りやすかったのが良かったです。

 

タルタルソースも器にたっぷりで、ピクルスのシャキシャキ感が強めでマイルドなお味でした。

他にもウスターソースまで運ばれていました。

sauce

 

このソースは、甘みがあまりなくて香りが鼻に抜けるような感じでした。

 

このメニューのもう1つのメイン、オムライス、やっぱりすばらしかったです!

もちろんご飯は少しもべちゃっとしていないですし、卵とご飯の一体感が今まで食べてきたオムライスとは全然違って、一口一口感動しながら食べました!

 

添えられている野菜がシャキシャキで、海老フライの下にたっぷりあったのも嬉しかったです。

 

ちょっと私には合わなかったのがデミグラスソース。

おいしかったんですが、もうちょっと濃厚な味を想像してたので、ちょっとイメージと違いました。

今度はケチャップソースで食べてみたいです。

 

1皿で2つもおいしいものが食べれて大満足でした。

ごちそうさまでした!


2021/8/11 スヴェトラーナ・ザハーロワ&ワディム・レーピン「パ・ド・ドゥ」 バレエ&クラシック 感想

前橋でザハロワ&レーピン夫妻の公演を鑑賞してきました。

コロナの入国規制の影響で日程が変更になり、週末から平日の時間帯の公演になってしまったので鑑賞できなくなった方もいらっしゃるかもしれないですね。

私は逆に日程変更のお陰で鑑賞できるようになり、チケットを購入しました。

昨年、コロナのせいでボリショイの来日公演が無くなり、ザハロワ様が日本に来てくれることなんてもうないかも…と思っていたので、見ることができて幸運でしたし、更には世界バレエフェスティバルにも出演が決まって、この状況で2度もザハロワの瀕死の白鳥が見られることになって…なんて幸せなことだろうかと思います。

 

会場は"昌賢学園まえばしホール"でした。

初めて行きましたが、前橋駅から比較的近くで、コンパクトながらとても良いホールでした。

ただ、旧、"前橋市民文化会館"が、ネーミングライツを取得した昌賢学園を冠した名前へと変わったようなのですが、街中の案内表示はまだ"前橋市民文化会館"になっていて、道中は若干不安になりました…

 

演目

cast

 

 

レーピン氏の演奏パートと、レーピン氏伴奏などでザハロワ様が踊る、というパートが織り交ぜられたこの公演。

レーピン氏の演奏パートはクラシックの類はあまり詳しくない素人でも知っている曲ばかりでしたし、見ているだけで指が攣りそうな…しかめっ面になってしまいそうなほどの超絶技巧の曲が目白押しで、とても聞きごたえありました。あまりにも軽々とすさまじい早引きの曲も弾くものだから簡単そうに見えてしまいましたが、例え指が何本か増えても絶対に不可能だろうな…

そんな圧倒されるような技巧の曲も良かったのですが、個人的にはタイスの瞑想曲が周りのオケとも一体感が生まれていてとても良かったと思いました。

 

そして、ザハロワ様は…もう、その存在感たるや、目が吸い寄せられて離れませんでした。

頭身が…もう自分と同じ種族とはとても思えません。ただ立っているだけでなんて美しいのだろう…

クラシックの演目は呼吸も瞬きも忘れるような感覚で見入ってしまいました。

「ライモンダ」ももちろんですが、特に「瀕死の白鳥」はやっぱり素晴らしかったです。他人の手首の動きの一つを見ただけで、こんなにも感動できることがあるんだな、と思いました。見ていて手が震えてしまいました。

踊り方としてはなんとなく正統派?といった感じでしょうか。あまり腕を大きく動かすようなことはなく、死の淵の白鳥が生きようとして、それでも静かに死へ向かってしまったような…そんな気がしました。

 

また、なかなかクラシック以外を見る機会がほとんどないだろうザハロワ様の、コンテンポラリーちっくな作品をたくさん見ることができたのがこの公演のとても良かった所だと思います。

上演された「ヘンデル・プロジェクト」「カラヴァッジオ」と「Revelation」、どれも良かったです。特に「Revelation」はよかったです。素足になるとつま先の美しさがより際立ってわかりました。ア・ラ・スゴンドのアチチュードのポーズがすさまじい美しさでした…。

出演した男性ダンサーたちも皆さんとても素晴らしく、特に「カラヴァッジオ」のジャコポ・ティッシはザハロワとともに、まさに彫刻というか古代のレリーフさながらの見た目。あまりに美しすぎて、脳内で処理が追い付かないような感覚になって頭がおかしくなりそうでした。

面白かったのが、録音音源で踊るときとレーピン氏の伴奏で踊るときで、ザハロワ様の雰囲気が全然違ったことでしょうか。

レーピン氏の伴奏で踊っている時の方が雰囲気がなんとなく柔らかく見えたり、ずっと笑顔でとても可愛いな、と感じて、それがとても素敵でした。

 

ラストの演目の「レ・リュタン」はとても楽しい演目でした。

ザハロワ様をロパーティンとロブーヒンが取り合うようなやり取りをするけど、最後はやっぱり伴奏をしていたレーピン氏を選ぶというオチ。

初っ端はロブーヒンがマスク姿で登場→マスクをぶん投げて、「covid-19嫌い!自由になりたい!」といったことを言って、レーピン氏に「代わりに踊る?」と言ってみる、といったやり取りがあるなど、終始コミカルな作品でした。

曲タイトルのように、まさに妖精のようなザハロワ様が、肩紐付きの黒ズボンとシャツという格好で登場。笑顔でレーピン氏に「ほら見て―っ!」という感じで話しかけるようなやり取りなどがとても可愛かったです。

あと、ロパーティンの踊りがとても上品だったのも良かったです。

 

最後、アンコールには曲に合わせてダンサー全員でダンスバトルのような技の出し合いを見せてくれて、ジャコポ・ティッシのアントゥールナンは舞台から飛び出してきそうな勢いで圧倒されました。

皆さんサービス精神旺盛で、ザハロワは最後は手でハートマークを作って、ずっと「ありがとう」と言ってくれていて…みなさんとても楽しそうでこっちまで笑顔になりました。

 

平日だからしょうがないのですが、会場はやや寂しい入りだったのがちょっと残念でした…もっとたくさんの人が見れたら良かったのですがね…

とても良い公演でした。本当に、皆さん来日してくれてありがとう!

 

 

2021/6 ふるさと納税:福井県敦賀市の 背ワタなし 特大むきえび(高級ブラックタイガー) 2kg (解凍後1.6kg)

ふるさと納税で特大むきえびを返礼品でいただきました!

納税先は福井県敦賀市さん。

もうちょっと少な目のkg数の選択肢もありましたが、今回は2kg分で納税してみました。

 

ネットで納税手続きをしてから、実際に返礼品が到着するまではめちゃくちゃ早かったです。

 

shrimp

 

クール便で到着。

「越前かに問屋 ますよね」 さんの商品。

 

 

箱を開けたら目に飛び込んでくる目いっぱいのえび!

 

shrimp

 

流水で洗い流して自然解凍で食べられるとのこと。

(私は結局急速解凍ばかりしちゃっていました…)

 

1kg×2袋ので、えびがパンパンに詰まった袋が2段重ね!

えびは袋越しでもわかる大きさ。

 

shrimp

 

裏面。

shrimp

 

実際に料理に使ってみると見栄えのインパクトがすごいです。

この大きさのえびなんて、スーパーじゃ高くてなかなか手が出ないので、なんて贅沢…

歯ごたえもあってとってもおいしかったですし、なにより背ワタがないのですぐにお手軽にすぐに使えるが最高です…!

 

これはあんかけかた焼きそばにした時の写真。

 

food

 

えびがメインになるエビマヨやエビチリも作って、それもそれでもちろんよかったのですが、カレーの具材をこの特大むきえびに変えた時は、いつもの自分が作ったカレーと同じなのに凄い満足感と見栄えになってよかったです!

 

返礼品ありがとうございました!

ごちそうさまでした!

 

2021/8 鎌倉パスタ "ぷりぷり海老と帆立貝の明太子クリームソース"

鎌倉パスタを食べました。

記憶にないくらい昔に食べたことがあった…と思います。

あんまりパスタが好きでなく、パスタのお店に行くということがほとんどないのですが、この日は無性にパスタ…もとい小麦粉が食べたくなって入店しました。

クリーム系のパスタにしようと思って、チョイス。

 

ぷりぷり海老と帆立貝の明太子クリームソース ¥1,419(税込)

pasta

 

普通のパスタ麺からフェットチーネに変更が可能で、平たい太麺が大好きなので変更してもらいました。

 

 

海老と帆立の他に、アスパラと、のり、チーズがのっています。

写真ではかなりわかりづらいですが、明太子の粒がたっぷりソースに入っていました。

 

pasta

 

さすが、麺がおいしかった~

固めで、歯ごたえのある麺が食べ応えもあり、クリームソースが絡んでとっても良かったです。

海老や帆立もプリプリとして、食感が良かったです。

海老は3尾、帆立は半身に切られたものが3つ?入っていたと思います。もっと入っていてほしかったな…結構いいお値段するので…

 

クリームソースもおいしかったのですが、期待よりはさらっとした感じでした。

あと、明太子が入っているからか、ちょっとしょっぱかったかな。

この日は暑くて汗かいた後だったので、塩分は嬉しかったですけどね。

 

セットでサラダやピザ、さらにはピザの食べ放題までつけれるそうなんですが、パスタだけで私は大分お腹いっぱいになりました。満足です。

また、いつか小麦粉だったりパスタを食べたくなったら、別のパスタも食べたいものです。

 

ごちそうさまでした!

 

2021/8/8 ドラキュラ[NBAバレエ団] 感想

NBAバレエ団の「ドラキュラ」マチネを鑑賞してきました。

平野亮一・平田桃子ペアの会です。

2020年2月に「ホラーナイト」ダブルビルで1幕を見て以来、楽しみにしていた公演で、1年の延期を経てやっと鑑賞でき、とてもよかったです。

 

キャスト表

cast

 

 

 

「吸血鬼ドラキュラ」の著者、ブラム・ストーカー氏の出版100周年を記念し、1996年にミルウォーキーバレエ団の芸術監督、マイケル・ピンク氏が作品化したこちらの作品。

 

耽美でゾクゾクするようなゴシックホラーの世界観、とても素晴らしかったです。

特に見どころ満載の1幕と3幕は怒涛の展開に、こちらまで悲鳴を上げてしまいそうなくらいドキドキしっぱなしでした。

物語の内容はやや込み入っていますが、ドラキュラというモチーフはとっつきやすいですし、とってもエンターテイメントな作品で、普段バレエを見ない方にも刺さる作品なのでは。ミュージカルがお好きな方とか、宝塚がお好きな方とか。

そしてぜひ、NBAバレエ団さんにはこれをハロウィン時期に上演していただきたいです。

 

セットはマシュー・ボーン作品などのセットも手掛けているレズ・ブラザーストーン氏が手掛けておられるもので、幕開けから世界にどっぷり引き込まれてしまいました。

このセットの造形自体も良いのですが、階段などの縦方向への展開で動きがみられるようになっているのがとても素晴らしいところだと思いました。

ドラキュラの赤いロング丈の衣装、女性たちのドレスも非常に記憶に残る美しさです。

 

今回の主演のお2人の表現力には、ずっと圧倒されっぱなしでした。特に、ミーナ役の平田桃子さんの表現力は圧巻でした。ミーナが物語の中心となる3幕、平田さんの豊かな感情表現のお陰で非常にストーリーが分かりやすかったのでは。小柄な体のどこにこんなパワーが?と思う程エネルギッシュな踊りでした。

平野さんのドラキュラは、2020年に見た際も「異物」感はやや抑えめだった?ように感じましたが、赤い服で登場した時に観客の緊張感といったら。妖しく、不気味なのに高貴さを感じるドラキュラは非常にはまり役でした。不気味さの演出だと思うのですが、体を傾けたオフバランスな動きやポーズがどれも美しくて、相当な体幹なんだろうなぁ、と思いました。片足を前に出してお辞儀するシーンは、こんな不気味なのにかっこいいお辞儀ある?と何度も思いました。

「ホラーナイト」の時にも魅せられた1幕の男性同士のパ・ド・ドゥのエロティックさもよかったですが、3幕のドラキュラとミーナとのパ・ド・ドゥが、もうすごかった。ハイレベルでずっと目が釘付け。平田さんがリフトされた時の飛距離、というか滞空時間が半端じゃなくて、冗談じゃなく飛んだ?と思いました。平野さんと平田さん、並んで立つとすごい身長差なんですが、踊り出すと全く気にならない。お2人の技術の高さなんだろうなぁと思って、感動でした。

物語を支える、NBAバレエ団の群舞もとても良かったです。1幕の村人たちの群舞、3幕の血みどろのアンデッド達の群舞、圧巻でした。特に1幕の踊りの方は長丁場ですがエネルギーが途切れることなく、見ているあいだとても濃密な時間に感じました。永遠に見ていたかったくらい。

とても一体感があって、良い舞台だったと思いますし、主演が変わっても随分違う雰囲気に見えそうなので、また違うキャストでも見てみたいです。

 

cast

timetable

stage

カーテンコール、撮影可の時間帯があったので。

平野さんのドラキュラの赤コートを振り返り様にバサッとする翻す様がとてもかっこよくて、その度に客席が湧いていました。