2024/1 コーヒーパーラーヒルトップ "小海老のロングマカロニグラタン"
建物の老朽化により、2024年2月13日から当面の間休館する山の上ホテルに行ってきました。
ずっと行ってみたいと思っていたコーヒーパーラーヒルトップ、休館がニュースになるや否や夜の入店予約は満席に…
調べると、どうも予約なしの場合は開店時間前のかなり朝から並ばねば入店すらできないらしい状況とのこと…
いろいろと悩みましたが、これを逃すといつ食べられるのかわからないし、今の店内と同じ雰囲気は味わえないかもしれないし…と、気合を入れて並んできました。
私が並んだのは1月後半あたりの平日です。
ホテル自体にはヒルトップの開店前でも入れるので、B1階の店舗前に順番に並んでいく感じでした。最終的には階段~階段上まで行列ができていくようですね…
この日は10:30から発券開始で、私が並び始めたのがだいたい8:30~9:00の間ぐらいだったと思います。この時はこれぐらいに並んで11:30で入店できると言われました。1巡目の入店なのでお店に11:30に戻ってくるように案内され、11:30になったら番号札順に入店していくような形式でした。
1巡目以外の場合は、店内の空き次第で呼び出しされるのでそれまで待つように言われる感じのようです。
寒空で外で待つような感じじゃなく、割と温かい室内の廊下で待つことができるので比較的良かったですが、とはいえ正直2時間待つのはめちゃめちゃきつかったですね…
さて念願の入店です。メニューもオシャレ。
有名な?小海老のロングマカロニグラタンをランチのサラダ・ドリンクセットで、さらに冬のパフェの中からイチゴとライチのパフェを頼んでみました。美しいプリンアラモードと迷ったのですが…苺をたっぷり食べたい気持ちでした。私がいた限りの店内ではどっちかっていうとプリンアラモードを頼んでいる人の方が多かったかなぁと思いました。
ドリンクはコーヒーにしたのですが、ホットだとブレンド?とアメリカンと水出しのコーヒーの3種類の中から選べました。濃い目らしい水出しをチョイス。
小物がなんでもかんでも可愛い。
ランチョンマットのレースがステキ、と思っていたのですが、よくみるとHILTOPの文字が…細部までオシャレ…
まずはセットのサラダが到着。
ドレッシングが別添え。
サラダを食べ終わってそこそこのところでグラタン到着!
小海老のロングマカロニグラタン 2,800円 (税込)
お皿の大きさが想像の2倍くらい、さらにお皿の全体にこれでもかとチーズがかかっていて大変なボリューム感でした。
このメニュー"小海老"って言ってますけど、全く小海老でないサイズの海老が、思っていた以上にたっぷり入っていました。大満足です。
マカロニはメニューの名前通り長いのでなんとなくパスタっぽいけど、でもちょっと太いので面白い食感。ただちょっと食べづらくって…これはスプーンで食べるべきかフォークで食べるべきかとずっと悩みながら食べました。
グラタンを食べ終えた後、パフェが到着です。
苺とライチのパフェ 2800円 (税込)
いやー…なんて完璧なビジュアル…
マカロニグラタンでだいぶお腹はいっぱいでしたが、別腹よろしく間食しました。
(実はチョコやピスタチオのパフェと悩んだのですが、グラタン後に重たいかな…と爽やかそうなライチを選んでみたのが個人的には正解でした…。)
苺も、クリームも、シャーベットも何もかもおいしい…特に底のクランブルとカスタードクリーム部分は絶品でした…もう見た目から味まで完璧といってもいいくらいのパフェでした。
パフェと一緒に飲んだランチセットの水出しのコーヒー。
確かに濃い!甘いパフェとは合いましたし、ミルクを入れると良い感じでした。
グラタン、パフェ、ランチセットでしめて6,800円。
お腹は壮絶に満腹になりましたが、贅沢で優雅で、大満足の時間を過ごせました。
早起きしてたくさん待ったかいがありました…。
ヒルトップ近くの出入口にあったモチーフがオシャレ。
食後に中庭への門?が開いていたので、行って見たら教会が見られました。
後から知ったのですが、休館イベントとして「山の上教会」を見学できるようにしていたようです。
他にも休館イベントとして館内で展示ものがたくさんされていました。
実は、山の上ホテル内の「天ぷら山の上」は奇跡的に予約が取れているので、再度伺うのが楽しみです…!
2023/10/15 熊川版 新制作「眠れる森の美女」[K-BALLET Tokyo] 記録
キャスト表の記録のみ。
カラボスが、当初の配役では浅川紫織さんだったのが、ケガで降板だったのが残念だった。きっとはまり役だったのではないかと思う…。(日髙さんもすばらしかったけど。)
新制作の眠れる森の美女、一般的な眠りって長いし、ディベルティスマンが多いから見てるうちに眠くなっちゃうときがあると思うのだけど、今回の新制作は王子と王女は以前から見知った中とか、王子が呪いを解きに行く必然性もうまく演出されて物語の違和感が少なくなっている上に、眠くならないコンパクトさが面白かった。
また、Kの期待を裏切らない可憐で可愛らしい衣装と、豪華な舞台セットなどもあって、きっとあまりバレエを見慣れない人はとても楽しく見れるのではないかと思う。
ただ、個人的には、コンパクトにするために、従来の眠りの中にある踊りがバッサリ無くなっているところがあったり、音楽が変わっていたり…というのが、どうしても違和感を感じてしまって、リピートして見るか、というとどうだろう…。キャスト違いであっても観に行くか?というのも迷うかもしれない。
※キャスト表はK-ballet Tokyo 公式ホームページより
2023/8/13 The Artists - バレエの輝き - (Program3&2)記録
キャストと簡単な記録のみ。
小林ひかるさんプロデュースの公演。
タイラー・ペックのチャイパドをこの目で見たいと長らく思っていたのでチケットを取った公演。
1部がクラスレッスン的なものと、2部がガラ、という構成で、以前観た小林ひかるさんの公演同様、作品紹介の短い映像がそれぞれの演目の前に舞台上に投影されて分かりやすかった。
1部のクラスレッスンは、カメラが入って撮影した様子をリアルタイムで舞台後ろに投影していたのが面白かった。
2部は個人的メインのタイラー・ペックが観られて満足…そしてニューヨーク・シティ・バレエのペアのチャイパドはこうも他と違うのか、と思った。録音音源だが、曲から外れることが全くないというか…ダイナミックで素早い動きなのに、踊りがまさに完全に音楽そのものというか、音楽が無くてもチャイパドの曲が聞こえてくるのだろうと思うような踊り。ひたすらに感動。
あとは、ダイアナとアクティオンのマヤラ・マグリとマシュー・ボールのリアルカップルペアが観られたのはちょっとレアだったかなと思った。マヤラ・マグリは以前はあまりピンとこなかったのだけど、プリンシパルになってから(?)ぐっと踊りが丁寧というか魅力が増した気がした。(マシュー・ボールの衣装の、肩にかかっていた布がずり落ちまくっていて非常に邪魔そうではらはらした…。)
カーテンコールは撮影可だったので撮ってみたもの。
ハートを作ってくれていたり、なんかわちゃわちゃ楽しそうで良かった気がする。
2023/8/3 ル・グラン・ガラ2023 記録
キャスト表と、鑑賞当時に書きなぐったメモの記録のみ。
やっぱり、この前のオペラ座ガラと客もダンサーも(観客のお金も…)奪い合わないでほしかったな…と思いつつも鑑賞。
チャイパドはちょっといまいち…この前のヌレエフガラの時のチャイパドの方がまだ好みだったかも。ラストコーダは盛り上がったけど、レオノール・ボラックの腕の感じが個人的に好みでないのかもしれない。
マノンの出会いのパ・ド・ドゥは、ユーゴ・マルシャンのボディコントロール能力が凄すぎました。ちょっとムキムキ?筋肉質だけど素敵なデ・グリュー。相変わらずドロテ・ジルベールとは相性がいいというか、とても息があっていて、幸せそうで、でも、もうこの先の悲劇を想像させて苦しくなった。
マノンの寝室のパ・ド・ドゥ、フォーゲル様のカリスマ性が凄かった。スタイルがやばい…足長い…。椅子座って書き物してるのがなんだか可愛らしくて永遠の少年っぽさを感じた。リュドミラ・パリエロの上半身が美しくて、とても可愛らしい感じでドキドキしてしまった。
イン・ザ・ミドルはダンサーの身体を見せつけるような、足を上げるがポーズたくさんで、身体の限界を見せつけられるような感じだった。
オネーギンは舞台セットが簡素で後方に幕が無かったので、部屋に入るまでにウロウロするオネーギンが見られたのが個人的にツボ…。マチュー・ガニオの子犬顔がたまらなかった…アマンディーヌ・アルビッソンのタチヤーナは最初のシーンからもうオネーギンを拒絶する気満々の顔をしてるけど、あのマチューがきたら大抵揺らいじゃうような気さえした。あとはアマンディーヌ・アルビッソンの、演技よりも比較的踊りに終始する感じが良かったし、ラスト、オネーギンに一瞬迷いを見せるところの本当に一瞬の表情に苦しくなった。
パリの炎はクララ・ムーセーニュさんのフレッシュさがよかった。ソロの曲が間違えてかかるトラブルがあった。
コンチェルトはいつ見てもどうもピンとこない…眠くなってしまう。オレンジの衣装の印象だったけど、この時は赤い衣装だったようだ。
この公演は、今まであまり知らないでいたリュドミラ・パリエロがとても素晴らしいダンサーだということが分かって良かった。ヴィヴァルディ・パ・ド・ドゥも素敵だった。
レオノール・ボラックは個人的にはコンテンポラリーの方が非常に良かったかな。
椿姫は情熱的アルマンが印象的。
うたかたの恋はユーゴ・マルシャンの色気にノックアウト。衣装が変なところで破けていた?ような気がしたが…
ラスト、写真撮影可だったので撮ってみたもの。
なぜかカーテンコールの曲がラテン風でちょっと面白かった。
2023/7/29 オペラ座ガラ -ヌレエフに捧ぐ- プログラムB 記録
キャスト表の記録のみ。
パク・セウンとポール・マルクが観られてよかった。パク・セウンが思っていた以上に華奢で可憐だった。マチアス・エイマンと、ライモンダが観られたのも満足。
ただ、本当に直近でル・グラン・ガラにもたくさんオペラ座のダンサーがくる予定があるから、集客的にもこの公演と奪い合わないでもうちょっとなんとかならんかったのかな、という気持ち…
2023/6/28,6/29, ロミオとジュリエット[英国ロイヤル・バレエ団] 記録
鑑賞すぐに殴り書きしていた簡単なメモとキャストなどの記録のみ。
主演キャストが日替わり!という何とも贅沢なロイヤル来日公演、もちろん、全公演みたいけど体力的にも金銭的にも崩壊してしまうので、泣く泣く数多の公演鑑賞を諦め、これだけは絶対、と思った2回のみの鑑賞になりました。
2回観たどちらの公演もダンサー達全員の演技と踊りがとても自然で、バレエなのにまるでミュージカルを見ているような感じがしました。表情だったり、ダンサー同士の舞台上での細かなやりとり・演技が行き届いていて、脇にいる誰も彼もまんべんなく素晴らしいので、英国ロイヤルのダンサー層の厚さ、まじですごい…と思いながら見ていたと思う。
踊りが、上品でありつつも、自分の思っていた印象よりも首肩腕の動きがとても大きくて、上体が大胆に動く感じだったのが個人的に新たな発見。
あとは、音楽がかなりハイテンポだったのだが、気持ちがはやっていくような緊張感と躍動感があってとても好みだった。(格闘シーン、あれだけ激しくて全部音にハマるのはなぜなんだろう…)
6/28夜公演は、数多のキャストの中でサラ・ラム、スティーブン・マックレーの公演だけは絶対!と思ってチケットを押えました。本当にみられてよかった…
月並みだけど、マクミランが相当体に染み付いているというか、ダンサーたちの踊りを見ているようで、まるで物語に入り込んで踊りを感じないような、不思議な感
超スピードで一度も緩むことなく駆け抜けていった、素晴らしいロミジュリでした。
特にバルコニーのパドドゥ、感動で涙が止まらなかったです。マックレー氏のサポートでサラ・ラムが超高速で回転してからのアラベスクポーズはあまりに神技でした。あんなに高速で音楽との一体感があるなんて、鳥肌が止まらず。ラスト、ジュリエットとロミオが手をつないで息絶えるのが印象的。
マックレー氏は、新国のアリスにゲストしてくれた時とはとても同一人物とは思えない、若さと溌剌さと情熱があり、でもなんかちょっとやさぐれ感もあるロミオ?の印象。サラ・ラムは恋に落ちた瞬間の演技の表情がはっとするほど良くって、感動。踊りも軽やか。ギャリー・エイビスのティボルトも公演を引き締める、目を見開いて死ぬ演技が何か月経っても思い出すと目に焼き付いているほど壮絶。
あと、日本人ダンサーが3人もジュリエットの友人にいるなんて本当に贅沢だなぁと思ったり。
6/29昼の公演は、マシュー・ボールとヤスミン・ナグディ回の公演のチケットを取ると、クラスレッスンが観られる権利もついてくる、といういうことで、(失礼ながら)半分クラスレッスン目当てでチケットを取りました。
そしたら、大阪公演には出演されるけど、東京公演にはいらっしゃらなかった金子さんがクレスレッスンにはいらっしゃったので、観れてラッキー!本公演も観たかったなぁと思っていたからか、数多のダンサーがレッスンしている中でも気が付いたら金子さんに目が吸い込まれていってしまって、金子さんのレッスンばかり鑑賞してしまいました。
遠目の席だったのだが、間違いがなかったらマヤラ・マグリ、ワディム・ムンタギロフ、佐々木須弥奈さんや中尾太亮さん、五十嵐大地さん、もいたような気がする。ワールド・バレエ・デーで散々観たあのクラスレッスンが目の前で見られたのが感動。ピアノが久石譲っぽいのが混ざってたりして素敵だったし、ラストは男性陣の回転競争みたいになっていたのが面白かったです。
ヤスミンとマシューのロミジュリは、ちょっと自分の体調のコンディションが悪くなってしまって、あまり良く記憶がない部分があり…ヤスミンはいつ、どの演目で見てもベストの踊りの感じがするというか、安定しているのが素晴らしいなという気持ちになったと思う。あと、平野さんのティボルトが観られて満足。存在感があって、ギャリー・エイビス氏のティボルトとはまた違う感じで良かったな、と。
2023/5/27 蝶々夫人[Kバレエカンパニー] 記録
記録用にキャスト表と簡単なメモのみ…
ひたすら、ジュリアン・マッケイが美しすぎたな…という公演。
この日は珍しく早めに文化会館に到着して、開場まで待っていたらジュリアン氏が丁度会館に入るタイミングに行き当たり、ニコニコしながら延々とファンと写真を撮ってくれている彼を、(チキンだし1人だったので…)ただ眺めていただけだったけど、それだけでもなんだか満足してしまったような気がするくらい、直接目の当たりにした時の彼の美貌はとんでもなかった…
公演については、Kの作品はいつ見ても衣装や舞台装置が工夫されていて美しく、視覚的に満足。水兵の踊りとか、遊郭の場面の踊りの特に花魁はやっぱりとても印象的だった。
ただ、構成的に2幕から先のピンカートンが帰ってこなくて…という場面から先があまりに駆け足の感じがしたのがちょっと不満だったかもしれない。危うく物語についていけなくなるところだった。(これは自分がすごく無知だからかもしれない…オペラとか別の作品もこういう感じなんでしょうか…)
あと、ケイト役の日髙さんの踊りがとっても良くて、蝶々夫人の飯島さんやジュリアン・マッケイの踊りは印象が薄かったのも残念。2人、並ぶともう非常に美しくて大変目の保養にはなったのですが…日髙さん主演の方でも観てみたかったかな…