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ju-hachi

2023/6/28,6/29, ロミオとジュリエット[英国ロイヤル・バレエ団] 記録

鑑賞すぐに殴り書きしていた簡単なメモとキャストなどの記録のみ。

 

主演キャストが日替わり!という何とも贅沢なロイヤル来日公演、もちろん、全公演みたいけど体力的にも金銭的にも崩壊してしまうので、泣く泣く数多の公演鑑賞を諦め、これだけは絶対、と思った2回のみの鑑賞になりました。

 

2回観たどちらの公演もダンサー達全員の演技と踊りがとても自然で、バレエなのにまるでミュージカルを見ているような感じがしました。表情だったり、ダンサー同士の舞台上での細かなやりとり・演技が行き届いていて、脇にいる誰も彼もまんべんなく素晴らしいので、英国ロイヤルのダンサー層の厚さ、まじですごい…と思いながら見ていたと思う。

踊りが、上品でありつつも、自分の思っていた印象よりも首肩腕の動きがとても大きくて、上体が大胆に動く感じだったのが個人的に新たな発見。

あとは、音楽がかなりハイテンポだったのだが、気持ちがはやっていくような緊張感と躍動感があってとても好みだった。(格闘シーン、あれだけ激しくて全部音にハマるのはなぜなんだろう…)

 

6/28夜公演は、数多のキャストの中でサラ・ラム、スティーブン・マックレーの公演だけは絶対!と思ってチケットを押えました。本当にみられてよかった…

月並みだけど、マクミランが相当体に染み付いているというか、ダンサーたちの踊りを見ているようで、まるで物語に入り込んで踊りを感じないような、不思議な感覚を感じられた気がする。こちらも何度も観たことがあるロミジュリで、多分ダンサーも何度も何度も繰り返し踊ってるだろう作品で、ここまで新鮮なときめきを感じさせられとは。

超スピードで一度も緩むことなく駆け抜けていった、素晴らしいロミジュリでした。

特にバルコニーのパドドゥ、感動で涙が止まらなかったです。マックレー氏のサポートでサラ・ラムが超高速で回転してからのアラベスクポーズはあまりに神技でした。あんなに高速で音楽との一体感があるなんて、鳥肌が止まらず。ラスト、ジュリエットとロミオが手をつないで息絶えるのが印象的。

マックレー氏は、新国のアリスにゲストしてくれた時とはとても同一人物とは思えない、若さと溌剌さと情熱があり、でもなんかちょっとやさぐれ感もあるロミオ?の印象。サラ・ラムは恋に落ちた瞬間の演技の表情がはっとするほど良くって、感動。踊りも軽やか。ギャリー・エイビスのティボルトも公演を引き締める、目を見開いて死ぬ演技が何か月経っても思い出すと目に焼き付いているほど壮絶。

あと、日本人ダンサーが3人もジュリエットの友人にいるなんて本当に贅沢だなぁと思ったり。

 

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6/29昼の公演は、マシュー・ボールとヤスミン・ナグディ回の公演のチケットを取ると、クラスレッスンが観られる権利もついてくる、といういうことで、(失礼ながら)半分クラスレッスン目当てでチケットを取りました。

そしたら、大阪公演には出演されるけど、東京公演にはいらっしゃらなかった金子さんがクレスレッスンにはいらっしゃったので、観れてラッキー!本公演も観たかったなぁと思っていたからか、数多のダンサーがレッスンしている中でも気が付いたら金子さんに目が吸い込まれていってしまって、金子さんのレッスンばかり鑑賞してしまいました。

遠目の席だったのだが、間違いがなかったらマヤラ・マグリ、ワディム・ムンタギロフ、佐々木須弥奈さんや中尾太亮さん、五十嵐大地さん、もいたような気がする。ワールド・バレエ・デーで散々観たあのクラスレッスンが目の前で見られたのが感動。ピアノが久石譲っぽいのが混ざってたりして素敵だったし、ラストは男性陣の回転競争みたいになっていたのが面白かったです。

 

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ヤスミンとマシューのロミジュリは、ちょっと自分の体調のコンディションが悪くなってしまって、あまり良く記憶がない部分があり…ヤスミンはいつ、どの演目で見てもベストの踊りの感じがするというか、安定しているのが素晴らしいなという気持ちになったと思う。あと、平野さんのティボルトが観られて満足。存在感があって、ギャリー・エイビス氏のティボルトとはまた違う感じで良かったな、と。

 

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